セラミックファンヒーターはインコ,猫,犬などペットに害ない？

寒い時期になってくると暖房器具を使う人がほとんどだと思います。

暖房器具と一口に言っても様々な種類のものがありますよね。

中にはセラミックファンヒーターを使っているという人もいるでしょう。

 

ところで暖まりたいのは人間だけではありませんよね。

ペットだって寒いのが苦手だという子も多いです。

しかしペットに使っても大丈夫なのかは知っておきたいところです。

セラミックファンヒーターはインコや猫、犬などペットに害はないのでしょうか？

 

今回は上記の点について調べましたので、見ていって下さいね。

セラミックファンヒーターはインコに害はない？

寒さに弱いイメージが強いペットとしてインコが思い浮かぶ人も多いかもしれません。

実際その通りで、インコは暖かい地域に生息している種類も多いため寒さには弱いです。

 

なのでインコを飼っている人は寒さ対策をどうするか悩むものです。

そしてセラミックファンヒーターを使いたいという人もいるでしょう。

果たしてセラミックファンヒーターはインコに害はないのでしょうか？

 

その答えの前に、まずはインコの場合は特に気にするべき点があります。

それは“有毒なガスが発生しないか”です。

日常生活において何気なく使っている物の中には、人間にとっては無害でもインコには危険物となるものは数多くあります。

 

例えば、

・テフロン加工のフライパン(高温で熱し続けることで表面のフッ素樹脂から有毒ガスが発生)
・防水スプレー(撥水成分として含まれているフッ素樹脂)が空気中を舞う
・アロマディフューザー(毒物となり得る精油の原液が霧状になって空気中を舞う)

などです。

 

インコをはじめとした鳥類の呼吸器は人間よりも複雑な構造をしています。

効率よく酸素を体に取り入れられるような仕組みになっています。

 

しかしその反面、空気中の毒物にはとても無防備なんです。

前置きが長くなってしまいましたが、セラミックファンヒーターはどうなのでしょうか？

 

セラミックファンヒーターからはインコにとって害となる物質は発生しません。

むしろインコ用のセラミックヒーターが発売されているくらいです。

 

なのでインコにセラミックファンヒーターは使っても問題ありません。

ただし火傷のおそれがあるので、インコがセラミックファンヒーターに近付き過ぎないように注意してください。

セラミックファンヒーターは猫に害はない？

インコへのセラミックファンヒーターの影響は上記の通りです。

 

では猫の場合はどうなのでしょうか？

セラミックファンヒーターは猫に害はないのでしょうか？

 

セラミック自体に害はありません。

そもそも猫の呼吸器は鳥類のように複雑な構造ではありません。

 

猫がセラミックファンヒーターで注意しなければいけないのは火傷です。

セラミックファンヒーターの表面温度は70℃です。

これでも他のヒーターに比べると安全といわれていますが、十分に高温ですよね。

 

そしてセラミックファンヒーターは狭い範囲でしか暖まりません。

そのため暖まろうと無意識に近付いてしまいがちです。

猫は部屋の中を自由に動き回っている事が多いので暖を求めてくっついてしまうおそれがあります。

なので近寄らないような対策をしておくと安心です。

セラミックファンヒーターは犬に害はない？

では最後に犬はどうなのでしょうか？

 

犬といえば優れた嗅覚への影響が気になるところです。

セラミックファンヒーターは犬に害はないのでしょうか？

 

石油ファンヒーターなどと比べてセラミックファンヒーターは空気が汚れにくいです。

嫌な臭いもしてこないので犬はもちろん、人間も不快に感じないでしょう。

なので犬も猫と同様に注意すべき点は火傷です。

そして特に大きな犬の場合に注意すべき点がもう一つあります。

 

大きな犬の場合、セラミックファンヒーターを倒してしまうかもしれません。

セラミックファンヒーターを倒すと火災などの事故に繋がるおそれがあります。

 

この事故を防ぐために転倒時OFFスイッチは必須です。

転倒時OFFスイッチは暖房本体が倒れた際に電源を自動で切ってくれる機能です。

セラミックファンヒーターは店頭時OFFスイッチが付いているモデルも多いので、この機能が付いているものを使うようにしましょう。

まとめ

セラミックファンヒーターからは有害な物は発生せず、嫌な臭いもしません。

そのため猫はもちろん、嗅覚が優れた犬や複雑な呼吸器の構造をしているインコにも害はありません。

 

ただしインコ、犬、猫いずれにしても火傷の危険はあります。

近付き過ぎないように囲いを設置するなどの対策をしておきましょう。

 

また、大きな犬の場合は特にセラミックファンヒーターの転倒にも注意が必要です。

転倒時OFFスイッチが付いていると事故を防げるので、これから購入する場合は転倒時OFFスイッチが付いているものを選ぶと安心です。

ない場合はセラミックファンヒーターに近付けないように囲いを設置するなど、転倒事故を防ぐ対策をしてくださいね。