小麦粉も片栗粉も料理をするうえでお世話になる事が多いですよね。
常備している家庭も多いと思います。
しかしうっかり小麦粉/片栗粉を切らしてしまった・・・なんて事もあるでしょう。
小麦粉と片栗粉はどっちでもいいのでしょうか?
また、小麦粉と片栗粉を別の容器にうつして保管した場合、どちらも白っぽい粉なため見分けがつきにくいです。
小麦粉と片栗粉の違いは理科の知識でわかるのでしょうか?
今回はこれらの点について調べましたので、見ていって下さいね。
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小麦粉と片栗粉はどっちでもいい?
料理をする時に小麦粉と片栗粉を使う機会って多いと思います。
しかし使おうと思ったら切らしていた・・・そんな経験はありませんか?
小麦粉と片栗粉って見た目が似ているし互いに代用品として使えたら便利ですよね。
果たして小麦粉と片栗粉はどっちでもいいのでしょうか?
小麦粉と片栗粉の見た目は似ていますが、原材料は違います。
小麦粉の原材料は小麦で、小麦を粉状になるまで挽いたものです。
片栗粉の原材料はじゃがいもで、すり下ろしたじゃがいもを水にさらして沈殿したでんぷんを乾燥させて粉末状にしたものです。
小麦粉も片栗粉もでんぷんを多く含む点は共通しています。
しかし小麦粉はでんぷん以外にタンパク質も含んでいます。
このたんぱく質が料理に大きく影響してくるんです。
この影響が分かりやすいのが揚げ物の衣やとろみをつける時です。
揚げ物の衣
小麦粉:表面はキツネ色。表面はカリカリ、中はジューシー。
片栗粉:表面は白っぽい。サクサクとした軽い食感。
とろみ
小麦粉:粘土はあるものの、サラッとしている。洋食に使われる事が多い。
片栗粉:粘土が高い。中華料理に使われる事が多い。
本来小麦粉で作る料理を片栗粉で作ると違った仕上がりになりますし、逆もしかりです。
そういった料理を作る場合はどっちでもいいという事にはなりません。
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小麦粉と片栗粉の見分け方!違いは理科の知識でわかる?
小麦粉と片栗粉を容器にうつした後、どっちがどっちだったか分からなくなったとします。
この場合、どうやって見分ける事ができるのでしょうか?
ここでは小麦粉と片栗粉の見分け方や、違いは理科の知識でわかるのかどうかについて考察したいと思います。
小麦粉と片栗粉は見た目が似ているようで、実は少し色味が異なります。
小麦粉は少し黄色がかった白色をしており、片栗粉は真っ白です。
また、掴んだ時の感触も異なります。
小麦粉はサラサラとしていますが、片栗粉は掴むとキュッキュッとした感じがあります。
そして理科の知識が関係してくる見分け方もあります。
小麦粉と片栗粉をそれぞれ水に混ぜてしばらく放置してみると、片栗粉は下に沈んでいます。
これは片栗粉の親水性が低く、水と混ぜてもすぐに分離してしまうためです。
そして水と混ぜた片栗粉の方にだけ起きる現象があります。
それは“ダイラタンシー現象”と呼ばれるものです。
簡単に説明するとダイラタンシー現象とは粒子と水との物理反応です。
片栗粉を水に混ぜた後、触り方で変化が起こります。
ゆっくり触る:ドロドロ
素早く叩く:固くなる
これがダイラタンシー現象です。
小麦粉は親水性が高いので、ダイラタンシー現象は起こりません。
これらの方法を小麦粉と片栗粉を見分ける際の参考にしてみてくださいね。
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まとめ
小麦粉と片栗粉は似ているようでまったくの別物です。
原材料が異なるので当然といえば当然です。
料理の仕上がりにも影響はあり、特に揚げ物の衣やとろみをつける時はかなりの違いが出てきます。
特にとろみの場合、洋食は小麦粉、中華は片栗粉が使われる事が多いので想像がしやすいのではないでしょうか。
なので特に揚げ物やとろみをつける料理の時はしっかりと使い分けた方がいいでしょう。
また、小麦粉と片栗粉の見分け方ですが見た目や掴んだ時の感触が異なります。
そして水と混ぜて放置した時の状態も異なります。
特に水と混ぜた片栗粉はダイラタンシー現象というものが起きるので、理科の知識があればより見分けやすいかと思います。
ダイラタンシー現象は本当に不思議な現象なので、粗末にしない程度に一度は体験してみるのもいいかもしれませんね。