潮干狩りの食べれる貝と食べれない貝の見分け方や
毒があるのかどうか、という点について書いていきます。
潮干狩りは自分達で貝をたくさん取れたり、楽しいですよね。
たくさんの貝がありますが、採れた貝の中には食べられないものはあるのでしょうか。
スポンサーリンク
潮干狩りで食べられる貝と食べられない貝の見分け方は?
5月ごろから家族や友人などと一緒に潮干狩りに行かれる人が多いかと思います。
海岸で砂を掘ると貝がたくさん取れて楽しいですし、その後自分達で取った貝料理を食べられるのも潮干狩りの良いところですよね。
取れる貝と言えばアサリを思い浮かべられるかと思いますが、それ以外の貝も取れますが、中には食べられないものもあります。
取れる貝の見分け方として下に書きましたので、参考にしてください。
アサリ
長さが約4cm、高さが約2.7cmほどの二枚貝で、蝶番と呼ばれる二枚が結びついている部分から縁に向かって放射線状に細い筋がたくさんあります。
お吸い物などとても美味しく食べられる貝ですよね。
ハマグリ
長さ約8cm、高さが約6.5cmとかなり大きくて表面が滑らかで丸みがあります。
黄褐色に褐色や紫色の模様があるのが特徴です。
シオフキ
長さ約4.5cm、高さ約3cmで薄紫の色であまり特徴のある模様がありません。
ですが、よく見ないとアサリと間違えて取ってしまうことが多いようです。
バカガイ(青柳)
長さが約8cmと大きい貝で、形はあさりに似ていますが、表面に筋がなく、滑らかで殻が薄く割れやすいです。
色は赤褐色や茶褐色が多いです。
カガミガイ
全体的にふっくらしている貝で、白っぽい色をしています。
この中で食べられない貝としてはシオフキ、バカガイは塩抜きに手間がかかり、失敗してしまうことも多いそうで、あまり家庭向きではないかもしれません。
カガミガイはシオフキ、バカガイと同じく塩抜きなどが難しいのと、身が固く、旨味もないため、食べられないようです。
つまりまとめると・・・
食べれる貝:アサリ(毒がない物)、ハマグリ
食べれるけど失敗が多い貝:シオフキ、バカガイ
食べれない貝:カガミガイ
このように潮干狩りでたくさんの貝を取ることができても食べることができない貝も中には混じってしまいますので、持ち帰る前に一度貝の種類を確認して食べられない貝でしたら、その場で海に戻してあげてくださいね。
スポンサーリンク
貝に毒はある?
貝は色々な料理に使うことができとても美味しいものですが、実はアサリには毒がある場合があります。
どこの地域のアサリと言う事ではなく、その年の春先に特定の地域でアサリが毒化してしまうことがあるようです。
もしこの毒性のあるアサリを食べてしまうと悪寒や、倦怠感、嘔吐があり、皮下出血班が現れます。
2、3日後には口や歯茎、鼻の粘膜に出血があり、黄疸も出ます。
重症の場合には神経錯乱を起こし、最悪の場合死亡してしまうため、このようなことの無いように・・・
行かれる潮干狩りの地域でアサリが毒化していないかをニュースなどで確認することと、地元漁協が管理している潮干狩り場を選ぶようにすると安心なのではないでしょうか。
過去には大規模な食中毒が起こり、185人もの死亡者が出ていますので、自分は大丈夫とは思わずきちんと調べておいてくださいね。
まとめ
潮干狩りで取れる貝は色々な種類があり、その中には食べられないものもあります。
また、アサリが毒化してしまう場合がありますので、行こうとしている地域は大丈夫なのか前もって調べておくようにして楽しい潮干狩りにしてくださいね。