中国大陸からやってくる黄砂ですが、黄砂の一体何が私たちにとって有害なんでしょうか?
そしてとても気になるのが放射性物質や汚染との関係性です。
これらを知ることによって、少しでも対策を考えることができますよね。
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黄砂の成分って一体何なのか?
黄砂は中が奥から偏西風で日本に運ばれてきます。
中国の乾燥した地域や黄土のある地域の砂などが大量に巻き上げられているのです。
偏西風は3月?5月が強いので黄砂が降り注ぐのは春が多いです。
黄砂はその大地が乾燥して粉塵となって飛んでくるのです。
年々、乾燥地帯がどんどん増えているので黄砂の量も増えています。
健康被害で問題となって使用されなくなったアスベストよりも有害なのが黄砂の成分で、シリカや金属に有害物質や細菌が付着しています。
ちなみにアスベストはシリカと金属で構成されているので、いかに黄砂が有害なのかがわかりますよね。
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放射性成分は運ばれてくるの?汚染との関係性は?
放射性成分と黄砂の関係は福島の原発事故の前から問題視されていました。
というのも、黄砂と一緒に放射性セシウムが飛来しているからです。
放射性成分は蓄積されるので後々の健康を害することもあります。
そして、黄砂がただの砂だったらまだあまり問題にはなっていないかもしれません。
ところが経済発展がめざましい中国の大気には、工業地帯や車の排気ガスによる様々な物質が運ばれてきます。
黄砂と放射性物質と汚染物質のトリプルで日本に降り注ぐのでとても厄介なのです。
日本国内だけの問題でなく地球規模で黄砂や大気汚染の対策をしていかなければならないということがわかりますよね。
まとめ
黄砂は洗濯物や車に付着して汚れるなどの目に見える被害だけでなく、大気汚染物質や放射性物質で喘息や気管支の炎症や体調不良など様々な健康被害が起こってしまいます。
酷い場合には、黄砂を吸い込むことで肺炎が進行してしまうこともあります。
咳が止まらない時は風邪やアレルギーだけでなく、黄砂による肺炎という可能性もあるので注意が必要です。
韓国では黄砂と放射能で黄砂能という造語も誕生したくらいですからそれだけ放射性物質に有害物質が降り注ぎ不安を煽っているということでしょう。
私たちができることは、天気が良くても布団や洗濯物を干さないようにしたり空気清浄機を使うようにするなどです。
春なので外出したくなりますが、気管支の疾患があったり抵抗力の低い子供や高齢者は外出を控えるようにしましょう。