春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが同じと言われていますが、その決め方や計算式はどのようになっているのでしょうか。
また四年に一度ある、うるう年との関係は何かあるのでしょうか。
春分の日と秋分の日の決め方や計算式、うるう年との関係について調べましたので、見てくださいね。
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春分の日と秋分の日の決め方の計算式は?
春分の日と秋分の日はどちらも昼と夜の長さが同じである日ですよね。
これらを境に季節は一気に夏や冬に進んでいきますが、昼と夜と同じ長さであるというのはどういった計算から分かったのでしょうか。
実は春分の日と秋分の日は祝日でありますが、毎年同じ日というわけではないそうです。
これは地球が太陽の周りを一周するする日数に関係があります。
一年は365日でありますが、実は地球が太陽を一周するのにかかる日数は約365.25日かかるそうで、これに合わせていくとカレンダーとの日付とずれが出てきます。
そのずれを正すために国立天文台が太陽と地球の位置関係を調べ、春分と秋分の日を決めているそうです。
多くは同じ日付になるかと思いますが、何年かに一度程、これらの祝日の日付が変わることがあるのはこう言ったことが理由になっているそうです。
春分と秋分の日を決める計算方法ですが普通に計算して求めるのは非常に難しいです。
ただ、エクセルなら下記の計算式で計算できます。
●(春分の日)
int(20.8431 + 0.242194 * ( year – 1980)) – int((year – 1980)/4)
●(秋分の日)
int(23.2488 + 0.242194 * ( year – 1980)) – int((year – 1980)/ 4)
year:該当する西暦年
となっているそうです。
この計算式を基に春分の日と秋分の日が決められているそうです。
ですが、秋分の日と春分の日は毎年2月に官報で再来年の祝祭日が発表されますが、それ以降の春分の日と秋分の日は未定になっています。
これは太陽が春分点や秋分点を通過する日時は完全に予測することが難しいことから長期的に決定することはできないようですね。
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春分の日と秋分の日とうるう年の関係は?
春分の日と秋分の日は再来年までは日時が決まっていますが、それ以降は未定と書きましたが、これらの祝日とうるう年とは何か関係があるのでしょうか。
先ほども書きましたが、地球が太陽を回る日数はきっちり365日ではなく、365.25日かかっているそうです。
これを放っておくと暦の上での季節などがだんだんずれてくるため、それを調節するために4年に1度うるう年を設けて調節しているそうです。
うるう年が無ければ春分、秋分の日を設定していてもずれが生じてくるので、うるう年で調整しないと正しい春分、秋分の日を設定することは難しくなるのではないでしょうか。
まとめ
春分や秋分の日は毎年同じ日時と思っている人も多いかと思いますが、何年かに一度日時が変わることがあるそうです。
これは地球が太陽を回る日数のずれなどを計算して国立天文台が発表し、政府の官報で決められます。
お彼岸の中日でもある春分、秋分の日は緻密な計算の上制定されているというのはちょっと感慨深いものがありますよね。
来年や再来年はいつになるのか調べてみるのも楽しいかもしれませんね。