夏になると食べたくなるものってありますよね。
そうめんもその一つです。
夏になると食べる機会も増えるそうめんですが、体に悪いのでしょうか?
また油が多かったり消化に悪かったりしてお腹を壊す事はあるのでしょうか?
そうめんについて調べましたので、見ていって下さいね。
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そうめんは体に悪い?
そうめんってヘルシーなイメージがありませんか?
でも実はそうめんに含まれる糖質の量はご飯よりも多いんです。
ご飯1杯(150g)当たりの糖質:約55g
そうめん1人前(100g)当たりの糖質:約70g
※乾麺の状態でのg数です
茹でた後は約3倍のg数になりますが、水分が増すだけなので糖質は変化しません。
糖質が多いとなると心配になるのが糖尿病のリスクです。
そして糖尿病のリスクと表裏一体なのが肥満です。
糖質はエネルギーとして消費されなかった場合は体内に蓄えられ、中性脂肪となってしまいます。
更に塩分の過剰摂取にも気を付ける必要があります。
そうめんは茹でると約80%の塩分が抜けるとされています。
茹でた後のそうめん1人前(300g)当たりの食塩相当量は0.63gです。
1日3食すべてがそうめんだったとしても1.8g程度です。
1日の塩分摂取目標量は成人男性で8g未満、成人女性で7gとされています。
つまり1.8gなら基準値内に納まるという事です。
しかしそうめんに何もつけずに食べる人はいないと思います。
塩分の過剰摂取にならないように気を付けなければいけないポイントは“めんつゆ”です。
めんつゆには想像以上に塩分が含まれています。
3倍濃縮タイプの場合、大さじ1杯(約15g)の中に1.6gの塩分が含まれているのです。
めんつゆを飲み干すと塩分の過剰摂取となる可能性が高いです。
めんつゆも後引く味で美味しいのでついつい飲みたくなってしまいますよね。
でもそこは我慢して少量で済ますようにしましょう。
そうめんは油が多い?油っぽいって本当?
ところでそうめんの材料って何か知っていますか?
そうめんの材料は主に、
・小麦粉
・塩
・水
・油
が使われています。
意外な事にそうめんには油が使われているのです。
そこで気になるのが使われている油の量です。
そうめんには油が多いのでしょうか?
まず、何故そうめんには油が使われているのでしょうか?
油は生地に混ぜるのではなく、生地の表面に塗られています。
表面に塗ることでそうめんの乾燥を防ぎ、更に麺同士がくっつかないように守る効果があるそうです。
油を塗らないと生地を綺麗に引き延ばす事ができず、せっかく伸ばしてもくっついて固まってしまいます。
油は表面に塗られているだけなので多くありませんが、油っぽいと感じる人はいるかもしれません。
作る過程では欠かせない油ですが、この油は時間が経つと酸化してしまいます。
すると色が悪くなったり臭いが出たりします。
こうなるとますます油っぽいと感じてしまうかもしれません。
油が酸化すると味は落ちてしまいます。
しかし多少酸化が始まったくらいなら茹でた後に水でよく洗い流すとあまり気にならなくなります。
また新しいものならいっその事、油の風味を楽しむというのもおすすめですよ。
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そうめんは消化に悪い?逆に消化に良い?
そうめん自体は消化が良い食べ物なので消化に悪いという事はありません。
しかし食べ方次第で消化不良となってしまうおそれがあります。
そうめんはツルッとした喉ごしが爽快で良いですよね。
ただ、喉ごしの良い食べ物ってあまり噛まずに飲み込みがちです。
すると胃が疲れて消化不良を引き起こしやすくなります。
また、噛む回数が少ないと満腹感を得にくいです。
そのため必要以上に食べ過ぎてしまい、胃もたれや気持ち悪さを感じてしまう場合があります。
そうめんはしっかりと噛んで食べるようにしましょう。
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そうめんでお腹を壊すことはある?
そうめんを食べた後お腹を壊した事はありませんか?
実際にそうめんでお腹を壊す事はあるのでしょうか?
そうめんを食べる時は氷水で冷えた状態で食べる事が多いと思います。
しかし冷たいものは血の巡りを悪くします。
すると腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下して食物から水分を十分に吸収できません。
その結果下痢になると言われています。
また、人によってはそうめんに使われている小麦粉のグルテンがお腹を壊す原因となります。
個人差はありますが、グルテンは人の体内で消化されにくいという側面を持っているとされるためです。
他には、腸の状態が良くない時にワサビや生姜といった薬味が刺激となる事もお腹を壊す原因と言われています。
そうめんを食べたらお腹を壊すという人はこれらに該当しないか確認してみてくださいね。
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まとめ
そうめんは糖質がご飯よりも多いです。
また、そうめんと一緒に口にするめんつゆには塩分がたくさん含まれています。
そのため糖質と塩分を過剰摂取しがちになり、その点から考えると体に悪いです。
しかしそうめんを食べ過ぎない、めんつゆを飲み干さないなど、工夫する事で過剰摂取は防げます。
また食べ方によっては消化に悪かったりお腹を壊す事もあります。
暑いとついついそうめんばかり食べたくなりますが、バランスの取れた食事を心がけるようにしてくださいね。