お盆になるとご先祖様のお供え物として野菜をお供えしたりしますが、野菜は何をお供えすればよいのでしょうか。
また、他のお供え物はそうめんや水の子、ゼリーなどでしょうか。
お盆のお供え物の野菜は何かなどについて調べましたので見てくださいね。
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お盆のお供え物の野菜は何?
お盆の時期が近づくと帰ってくるご先祖様をお迎えするために準備に忙しくされるかと思います。
お供えする野菜は何をお供えすれば良いのでしょうか。
宗派や地域によって変わるかと思いますが、一般的にお供えする野菜はキュウリとナスビになるかと思います。
キュウリは馬に例えられ、ご先祖様が馬に乗って早く変えてきてくれるようにという意味があり、爪楊枝や追った割りばしを刺してキュウリを馬に見立ててお供えするようです。
また、ナスビは牛に例えられていて、帰る時は牛に乗ってゆっくり帰ってくださいという意味があるのと、ご先祖様は馬に乗り、荷物を牛に乗せて帰るためであるという説もあるようです。
茄子にも爪楊枝や割りばしなどを刺して牛に見た立ててお供えします。
どうしてこの二つをお供えするのかというはっきりとした理由は分からないようですが、夏の時期に多く採れる野菜なので手に入りやすいなどの理由があったのではないかとも言われています。
この他には沖縄でしたらご先祖様があの世に帰る時の杖としてサトウキビをお供えするなど地域によってお供えに使う野菜や意味が変わることもあるそうですよ。
ですがお供え物にその時期の旬の物をお供えするという気持ちがご先祖様に対しての気持ちが現れているのではないでしょうか。
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そうめんや水の子、ゼリーもお供え物?
お供え物の野菜はキュウリやナスが多くお供え物であると書きましたが、そのほかにもお供え物はあるのでしょうか。
そうめんや水の子、ゼリーなどもお供え物にすることが多くあります。
そうめんは夏に食べるとあっさりとした口当たりで美味しいですが、それだけが理由ではなく、そうめんが細長いいことから幸せが細く長く続くとも言われていることや、お盆に帰ってきたご先祖様が馬に乗って帰る時の手綱として使ったり、牛に乗せる荷物をくくるための綱になるとも言われています。
水の子はナスやキュウリ、カボチャなどを賽の目に切った後水鉢や蓮の葉や里芋の葉の上に備えたもののことを水の子と言います。
地域などによってはこの中に洗米を入れる所もあるようです。
宗派や地域によってこの器に少量の水を入れる所もありますので、迷われた時はお寺の人に聞いておくと安心ですよ。
この水の子はご先祖様の喉が渇かない様にと考えられているところもあるそうです。
水には浄化する力があり、このことから様々な霊を浄化し供養する役割があることからお供えすることになるようです。
お供え物にゼリーという決まりはないかと思いますが、真夏の暑い時にお供えすると生菓子などでしたら痛んでしまうこともあるという意味合いからお供え物にゼリーを選ぶ人が多いようですね。
ゼリーですとお下がりとして配っても冷蔵庫に入れて冷たく食べることができますし、日数ももつので選ばれやすいのではないでしょうか。
まとめ
ご先祖様が帰ってくるお盆の時期はお迎えするための準備などで忙しくなりますよね。
お供え物としてキュウリやナスを馬や牛に見た立てお供えします。
旬の野菜だからというだけでなく、お供え物にもそれぞれ意味があって供えられていますので、準備など大変かもしれませんが、ご先祖様が気持ちよく帰ってきてくれるように用意をしていきましょうね。