暑い季節に食べるアイスって格別ですよね。
夏は家にアイスのストックをたくさんしているという人も多いでしょう。
そんなアイスですが、冷凍庫に入れずにいると当然溶けていきます。
溶けてしまったアイスを捨てるのはもったいない・・・でも食べても大丈夫なのか気になりますよね。
溶けたアイスはお腹壊すのでしょうか?
また、溶けたアイスを食べてしまた対処法はあるのでしょうか?
今回はこれらの点について調べましたので、見ていって下さいね。
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溶けたアイスお腹壊すのか?本当か?
アイスってお菓子とは違ったおいしさがありますよね。
特に夏はアイスがより美味しい季節です。
でも暑いとアイスがすぐに溶けてしまうんですよね。
溶けてしまったアイスをなるべくなら捨てたくないと思う人は多いと思います。
一方で溶けたものを食べても大丈夫なのか心配でもあります。
「溶けたアイスを食べるとお腹を壊す」なんて話を聞いた事がある人もいるでしょう。
果たして溶けたアイスを食べるとお腹を壊すというのは本当なのでしょうか?
少し溶けたくらいのアイスであれば問題ありません。
しかし溶けて長時間放置されたアイスは注意が必要です。
その理由はいくつかあります。
まず、アイスはパッケージング時に加熱殺菌していません。
なので内部に雑菌も一緒に入っています。
アイスは低温での保存が前提になっているので雑菌は増殖できません。
そのため問題となる事はありません。
しかし溶けた状態にまでなっているアイスは低温とは言い難く、雑菌の増殖が始まってしまいます。
また、アイスには糖分や水分が含まれています。
これも一度溶けたアイスで雑菌が増えやすくなる要因です。
なお再冷凍しても増殖した雑菌は消えません。
それにお腹を壊すリスクが高まるので再冷凍は避けましょう。
ちなみに実体験ですが、冷蔵庫が壊れた時に処分も兼ねて溶けて数日経過したアイスを食べた(飲んだ)事があります。
その時はお腹を壊しませんでしたが、とても美味しいと思える味ではありませんでした。
木の棒が付いたアイスの場合は木の風味がアイスの液にうつっていましたし、アイスの液自体も本来のアイスの味とは異なっていると感じました。
筆者の場合は運よくお腹を壊さずに済んだだけだと思います。
放置時間関係なく、溶けてしまったアイスを食べる事はオススメしません。
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溶けたアイス食べてしまった対処法は何がある?
勿体ないから溶けたアイスを食べてしまった・・・でも食べた後に心配になる・・・。
そんな事もあるでしょう。
そんな時に何かしら対処できれば安心できますよね。
溶けたアイスを食べてしまった時に対処法は何があるのでしょうか?
食べてしまった後に食中毒を防ぐための対処法で有効だと思われるものは残念ながらありません。
なので溶けたアイスは食べないというのが最大の対処法という事になります。
実は溶けたアイスを食べて食中毒の症状が出たという話は意外と多いんです。
食べて数時間後に嘔吐や腹痛が起きたという報告があります。
ちなみにアイスに限った話ではなく食中毒のほとんどは、
・黄色ブドウ球菌
・病原大腸菌
・腸炎ビブリオ
・サルモネラ菌
・ノロウイルス
といった様々な細菌やウイルスが原因となり得ます。
この中でも黄色ブドウ球菌による食中毒は潜伏期間が比較的短いです。
一般的には食べた後2~3時間で嘔吐や下痢を引き起こし、数時間程度で速やかに終息します。
しかし細菌やウイルスの増殖度合や人によってはより重い症状に陥るおそれもあります。
3時間以上経っても体に変化がなければ基本的に大丈夫だと思いますが、食べたその日に少しでも体調に違和感を覚えたら医療機関を受診して医師の指示を仰いだ方がいいでしょう。
特に体力がない子供や高齢者の場合はそうするようにしてくださいね。
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まとめ
溶けたアイスを食べるとお腹を壊す可能性は十分にあります。
特に長時間溶けたまま放置されたものは雑菌や細菌、ウイルスが増殖しやすい環境となっています。
冷たい状態のアイスよりもかなり危険な状態となっているので、溶けてしばらく経ったものは再冷凍しても食べない方がいいです。
また、溶けたアイスを食べてしまった後にお腹を壊すのを防ぐといった対処法は残念ながらありません。
溶けたアイスは食べないのが一番ですが、万が一食べてしまった場合はしばらく様子を見てください。
そして体調に違和感を覚えたら医療機関を受診するようにしてください。
食べるのを楽しみにしていたアイスが溶けたとなるともったいないと感じるでしょう。
だからといって口にして体調を崩してしまっては元も子もありません。
食中毒はかなり苦しいですし、溶けたアイスは食べないようにしてくださいね。