入道雲の下は雨が降るのか?高さやできる場所の詳細なども紹介していきます。
季節によって現れる雲も異なります。
夏の象徴ともいえる雲といえば入道雲ですよね。
この入道雲の下では雨が降っているのでしょうか?
入道雲の高さやできる場所の詳細なども調べてみましたので、よければ見ていってくださいね。
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入道雲の下は雨が降る?
入道雲とは、夏の午後によく見かけられるモクモクとしたとても大きな雲のことです。
気象用語では『積乱雲』や『雄大積雲』といいます。
とても美しい雲ですが、入道雲の下は雨が降りやすいといわれています。
比較的小さめの入道雲であればにわか雨だけで雷は伴いません。
実は最近ニュースでもよく耳にする『ゲリラ豪雨』もこの入道雲の仕業なのです。
入道雲が出ている時は晴れているので雨の日という心配はないのですが、上記の理由からゲリラ豪雨のおそれがあります。
特に大きな入道雲の下では激しい雨だけでなく雷、雹、霰の可能性があります。
ただしゲリラ豪雨は局地的で、狭い範囲に猛烈な雨を降らせます。
局地的とはいえ同時多発することもあります。
もしも外出中に入道雲を見かけて、こちらにその雲が来ていたら急な天候の変化に注意してくださいね。
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入道雲の高さやできる場所の詳細
入道雲は雲粒の密度が高いので、日光が当たると陰影がくっきりして輪郭がはっきりしているのが特徴です。
また、入道雲は主に上に向かって成長していくという特徴もあります。
この特徴のために、発達していくとかなり巨大で迫力があるフォルムになっていきます。
その高さは・・・なんと地上付近から最後部まで10kmを超えることもしばしばあるんです。
ちなみにあまりに発達し過ぎた入道雲は、成層圏に到達する手前で上部が水平に広がっていきます。
その形がかなとこ形になるため『かなとこ雲』と呼ばれます。
では入道雲はどうしてできるのでしょうか?
暑くて湿った空気は上昇します。
上空の空気は冷たいので上昇した温かい空気は冷やされます。
これが水蒸気(雲)になります。
つまり入道雲は、地上と上空の温度差が原因で大気の状態が不安定な時に発生しやすいというわけなんです。
この条件をクリアしている場所ならどこでもできる可能性はあります。
何故夏に入道雲が多いのかというと、夏は地上と上空の温度差が大きくなるので、強い上昇気流が発生しやすい環境だからです。
ただ夏の象徴ではあるものの、条件さえ揃えば夏以外でも発生する可能性もあるようです。
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まとめ
夏の午後によく見られる入道雲は夏の象徴ともいえるくらい綺麗な雲です。
しかし綺麗な反面、その下では雨が降りやすいといわれています。
最近よく耳にするゲリラ豪雨の原因にもなるくらい不安定な雲なのです。
もしも入道雲が自分の方に向かってきていると感じたら、雨が降り始めるかもしれないので注意してくださいね。