生きた車海老が宅配で届いた時、必ずと言っていいほどおかくずの中に入っています。
このおがくずって大量に入っている事が多いと思います。
だからこそ何もせずに捨てるのはもったいない気がします。
車海老おがくずは再利用できるのでしょうか?
また、おがくずは食べることはできるのでしょうか?
人間が無理だとしても、インコやハムスターならおがくずと相性が良さそうな気もします。
果たしてインコやハムスターなら食べることはできるのでしょうか?
今回はこれらの点について調べましたので、見ていって下さいね。
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車海老おがくずは再利用できる?
車海老が生きた状態で配達される時、おがくずの中に車海老が入った状態で届きます。
そもそも、水で良さそうなのに何故おがくずなのでしょうか?
車海老はエラ呼吸をしています。
エラに触れる水から酸素を取り込み、二酸化炭素を出して呼吸をしています。
つまりエラの周辺に水分があれば呼吸ができますが、反対にエラが乾燥すると死んでしまうという事です。
おがくずは保湿性がとても高いので車海老の周辺に水分を保持できます。
他にも理由はありますが、おがくずが使われる理由としてはこれが一番大きいでしょう。
さて話が脱線してしまいましたが、このおがくずって思ったよりいっぱいあるしそのまま捨てるのはもったいない気がしませんか?
せっかくなら何かに再利用したいところです。
車海老のおがくずは再利用できるのでしょうか?
おがくずの再利用方法としては以下のようなものがあります。
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屋内の清掃
おがくずには吸収・吸着の効果があります。
そこで水分で湿らせたおがくずを掃除したい範囲に撒いてください。
埃などを吸着したおがくずと一緒に掃き掃除をすることで綺麗になります。
金属品の油吸着
油が付着した金属品をおがくずの中に入れます。
おがくずは油も吸収・吸着してくれます。
液体の清掃
おがくずは水分も吸着します。
液体をこぼしてしまったらそれを全て覆うようにおがくずを撒いてください。
水分を吸着させてからほうきで掃いて片付けましょう。
生ごみの処理
おがくずには好気性微生物が含まれています。
好気性微生物が有機物(生ごみ)をどんどん分解していき、家庭菜園などに使える堆肥へと作り変えてくれます。
ただし“車海老が入っていた”という前提があるため、おがくずの状態によってはこれらの再利用方法は使えない可能性があるという点には注意が必要です。
おがくずは食べることはできる?インコやハムスターなら…?
車海老の梱包に使われていたりするおがくずですが、食べることはできるのでしょうか?
おがくずは木です。
木材加工で削る時などに出る木の削りかすです。
木を食べる人間はほぼいないでしょうから、おがくずは食べることはできませんし、食べても美味しくありません。
では木やおがくずと縁のありそうなインコやハムスターなら食べることはできるのでしょうか?
インコは木を巣材などで利用する事はありますが、食べる事はありません。
ただ巣材やおもちゃとしておがくずを使う事はできるかもしれません。
次にハムスターの場合ですが、野生ではエサがない時に木の皮を食べる習性があります。
なのでおがくずを食べてしまっても大丈夫ですが、尖ったおがくずがあると頬袋を傷付けてしまうおそれがあります。
いずれにしろ飼育下でわざわざ食べさせる必要はないでしょう。
そしてインコでもハムスターでも車海老が入っていたおがくずをそのまま使うのは避けましょう。
海老がおがくずの中にいる間に老廃物などを排泄し、それをおがくずが吸着しているおそれも十分あります。
また、巣材用のおがくずとは違ってインコやハムスター用を意識して作られているわけではありません。
うっかり口に入れてしまった場合、洗っていたとしても安全だとは言い切れないです。
人間が口に入れる海老が入っていたおがくずだから大丈夫なのでは?と思うかもしれません。
しかしインコやハムスターは人間よりも遥かに小さい生き物です。
安全だと確証のないものは与えない方がいいです。
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まとめ
おがくずには吸収・吸着の効果があります。
その性質を利用して埃や水分を片付けたり、金属品の油を吸着させるといった再利用の方法があります。
また、おがくずに含まれる好気性微生物の働きで生ごみを堆肥にするといった処理もできたりします。
ただし車海老が入っていたという前提があるため、これらの再利用が上手くいかない可能性はあります。
その場合は諦めて処分した方がいいでしょう。
また、インコにもハムスターにも専用に作られているおがくず以外は与えない方がいいです。
インコもハムスターも人間よりずっと小さい生き物です。
特に車海老が入っていたなど、他の用途で使われていたおがくずをそのまま与えるのは避けましょう。