お湯を沸かす時に活躍してくれるケトル。
短時間でお湯が用意できるのケトルは本当に便利です。
そんなケトルの蓋を開けた時に大量の湯気が出てきますが、あれって加湿器代わりに使えそうですよね。
ケトルの蓋を開けたままで加湿器代わりになるのでしょうか?
また、ケトルを加湿器代わりに使うと電気代は得なのでしょうか?
今回はケトルを加湿器代わりに使う事について色々調べましたので、見ていって下さいね。
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ケトルの蓋を開けたままで加湿器代わりになる?
加湿器といっても超音波式や気化式など色々なタイプがありますが、その中にスチーム式(加熱式)というものがあります。
これは水でヒーターで加熱して蒸発させ、その湯気をファンで空中に送り出して加湿するというものです。
加熱したことで発生した湯気で加湿ができるなら、ケトルの蓋を開けたままで加湿器代わりになりそうですよね。
実際のところ、ケトルの蓋を開けたままで加湿器代わりになるのでしょうか?
ケトルは沸騰すると自動で加熱がストップします。
これはケトルの一部に沸騰した蒸気が入り込む穴に一定の熱量を持った蒸気が入り込むことで切り替わるという仕組みによるものです。
蓋を開けておくことで蒸気が外に逃げていくため、自動で加熱がストップしなくなるんです。
これを利用することで沸騰しっぱなしになるので加湿器代わりになります。
ただしケトルを加湿器代わりに使うのはあまりオススメしません。
まず、沸騰した状態がずっと続くので小さな子どもやペットがいる家庭ではとても危険です。
そしてケトルによっては空焚きになると自動で止まらないものもあります。
1.0Lの水は30分程度で蒸発し、空焚き状態となります。
空焚きのまま加熱の状態が続くと火災のおそれがあります。
お湯がなくなる前に止めるか水の補給ができない場合は、一度沸騰させてスイッチが切れたケトルの蓋を開けて放置するようにしましょう。
冷めるまでの間なので沸騰しっぱなしの時よりは効果は落ちますが加湿器代わりにはなります。
ケトルを加湿器代わりに使うのはメーカーが推奨しているわけではないという事は頭に入れておきましょう。
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ケトルを加湿器代わりに使うと電気代は得?
あまり推奨はできませんがケトルを加湿器代わりに使う場合、電気代はどのくらいかかるのか気になると思います。
ケトルを加湿器代わりに使うと電気代は得なのでしょうか?
なおケトルや加湿器によって電気代は異なるので、あくまでも参考程度という事はご了承ください。
ケトルの電気代はコーヒーカップ1杯(約150ml)で約0.5円、1Lで約2.4円です。(参考:ティファールのケトル)
加湿器の電気代はタイプによって異なるのでそれぞれ紹介していきたいと思います。
気化式:1時間あたり0.54円
超音波式:1時間あたり0.81円
スチーム式(加熱式):1時間あたり6.75円
ハイブリッド式:1時間あたり2.16円
ケトルは短時間で沸騰し、蓋を開けて加湿器として使う場合は沸騰し続ける事になります。
そのためケトルの方が電気代がかかる可能性が高いです。
先ほども書いたようにケトルや加湿器によって電気代は異なるため、どちらが得かというのは断言しにくいです。
加湿器の方が電気代がかかる可能性もあります。
より確実に比較したい場合は実際に使うケトルや加湿器で電気代を調べてみるといいでしょう。
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まとめ
ケトルの蓋を開けて沸騰させることで加湿器代わりにする事ができます。
ただしずっと沸騰し続けるため、小さな子どもやペットがいる家庭では危険です。
またケトルによっては空焚き防止する機能がないものもあり、空焚きし続けることで火災のおそれもあります。
お湯がなくなる前に止めるか水の補給ができない場合は、一度沸騰させ終わったケトルの蓋を開けて放置するようにしましょう。
沸騰しっぱなしの時より効果は落ちますが加湿器代わりになります。
ケトルと加湿器の電気代は本体の仕様や加湿器のタイプによって異なります。
特に加湿器はタイプによって電気代にかなりの差があります。
そのためどちらが得かというのは断言しにくいのですが、ケトルの方が電気代が掛かる可能性が高いです。
実際に使っている加湿器やケトルで比較するのが確実なので、可能であればそちらで比較してみてくださいね。