家庭で醤油を普段使う時、どうしていますか?
醤油差しを使っているという家庭は多いでしょう。
そんな醤油差しの蓋が開かない!という経験はありませんか?
力を込めてもなかなか開かない醤油差しの蓋が固まる原因って何なのでしょうか?
また醤油差しの蓋が開かない時の対策は何があるのでしょうか?
今回はこれらの疑問について調べましたので、見ていって下さいね。
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醤油差しの蓋が固まる原因って何?
家庭で使っている醤油差し。
醤油差しの醤油が無くなると新たに醤油を補充しますよね。
そんな醤油差しの蓋ですが、いざ開けようとした時に蓋が開かないという経験はありませんか?
こうなると力を込めてもなかなか開かないんですよね…。
ところで醤油差しの蓋が固まる原因って何なのでしょうか?
醤油差しの蓋が固まる原因は、醤油が乾いてできた“醤油の結晶”のようなものです。
醤油は見た目でも分かるように完璧な液体です。
ですが造る過程ではあまり水分を加えていません。
また麦味噌とほぼ同じ材料で、大豆や麦麹を使っています。
発酵の力でこれらの材料をドロドロに溶かして作られているんです。
ポロポロの状態である米麹がトロリとした甘酒に変わるのと一緒です。
そんな醤油は塩分とうま味成分がギュッと濃縮されたとても濃い液体なんです。
醤油が乾くと、醤油に含まれる塩やアミノ酸が結晶化します。
濃く溶いた絵の具をパレットの上に乗せるとすぐ乾くのですが、醤油もそれと似た状況というわけです。
醤油差しに継ぎ足す時にスリ合わせる部分が乾いてしまい、塩やアミノ酸が溜まってしまいます。
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醤油差しの蓋が開かない時の対策は?
醤油差しの蓋が開かない時はどうすればいいのでしょうか?
効果的な対策はぬるま湯につける事です。
やり方は、
①40℃前後のぬるま湯を入れたボウルに醤油差しを入れる
・醤油差し全体が完全につかるようにする
・転がしながら醤油差しの中の空気を抜いて、中にもぬるま湯が入るようにする
というのがポイントです。
②そのまま半日~1日くらい放置して蓋に残った塩分を完全に溶かす
ぬるま湯は途中で冷たくなっても大丈夫です。
③醤油差しを取り出して蓋を優しく左右に揺らしながら上に引き上げる
・中の水はすべて抜いてから行う
・ひねらずカタカタと揺らす
というのがポイントです。
変形したり破損するおそれがあるので、熱湯ではなくぬるま湯で行うようにしましょう。
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まとめ
醤油差しの蓋が固くなる原因は、醤油が乾いてできた“醤油の結晶”です。
蓋の周辺に醤油がこぼれたり新たに補充する時に乾き、塩とアミノ酸が結晶化します。
この醤油の結晶により蓋が開かない時の対策として有効なのはぬるま湯につける事です。
ぬるま湯で結晶が溶けていくので、固くて開かなかった醤油差しの蓋が開くようになります。
容器によっては変形や破損のおそれがあるので必ずぬるま湯を使うようにしてください。
また、焦らず優しくゆっくりと扱うようにしてくださいね。