加湿器の水は何日で腐る？交換頻度は毎日じゃないと濁る？

冬になると乾燥対策として加湿器を使う人が多いと思います。

この加湿器の水、使わない時は放置していても問題ないのでしょうか？

 

加湿器の水は何日で腐るのでしょうか？

交換頻度は毎日じゃないと腐るのでしょうか？

 

加湿器の水を放置していても大丈夫なのかどうかについて調べましたので、見ていって下さいね。

加湿器の水は何日で腐る？交換頻度は？

 

水は本来なら無機質であるため腐る事はありません。

でも水道水には微量の不純物や微生物が含まれているため、それが原因で腐る場合があります。

 

水道水の残留塩素によって不純物や微生物の繁殖が抑えられている間は大丈夫です。

しかし時間経過によって残留塩素の濃度は減少していきます。

すると水は腐っていきます。

 

この腐るまでの期間ですが、住んでいる地域や環境によって異なります。

一般的には１週間前後とされています。

しかし加湿器の水の場合はもっと短い期間で交換しないと別の危険が潜んでいます。

 

加湿器を使っていると水が触れるパーツに水垢が発生してきます。

水垢とは水道水に含まれる塩素やミネラル成分が固まったものです。

この水垢が溜まると加湿機能が低下するだけでなく、ニオイが発生する事があります。

 

加湿器のタンクの水を何日も替えていなかったり、継ぎ足して使っていませんか？

これらの行為が原因で水が腐り、雑菌やカビなどが繁殖しているおそれがあるんです。

 

タンクや給水口なども掃除をしていないとぬめりが発生して菌が繁殖してしまいます。

特に超音波式の加湿器は要注意です。

 

他に気化式やスチーム式などもありますが、これらはタンクの水を加熱して蒸気を出します。

この過程である程度は煮沸消毒、つまり除菌されます。

 

ところが超音波式は超音波でタンクの水を微粒子に替えて噴出する仕組みです。

加熱されないので雑菌が水に混ざっていた場合、そのまま空気中に放出されてしまいます。

とはいえ、超音波式に限らず加湿器の環境は通常よりも水が腐りやすいです。
なので水は毎日交換した方がいいでしょう。

 

ちなみに特別に指定されていない限り普通の水道水を使うようにしましょう。

浄水器経由の水やミネラルウォーターには除菌作用のある塩素が含まれていません。

そのため雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

加湿器のお手入れ方法は？

 

加湿器の水を腐らせないようにするには普段からのお手入れが重要です。

ここでは加湿器のお手入れ方法を紹介したいと思います。

 

どの加湿器でも共通なのは“タンクの水を毎日取り替える”事です。

その際に少量の水を入れて振り洗いをした後、新しい水に入れ替えるとなお良いです。

超音波式の場合

 

本体の水をすべて抜きます。

中に汚れがあったらスポンジや歯ブラシなどで洗ってから布で拭きあげましょう。

水洗いできるパーツは洗ってしっかりと乾燥させます。

スチーム式の場合

 

本体の水をすべて抜きます。

拭ける所は布で拭き、汚れが気になる所はスポンジや歯ブラシなどで洗いましょう。

 

タンクや本体の汚れがひどい場合はタンクにクエン酸を溶かした水を入れて1時間ほど加湿器を運転させます。

その後タンクを空にして再度水洗いをすると綺麗になります。

気化式の場合

 

説明書の通りにフィルターとトレーを掃除します。

水洗い可能なフィルターでニオイが気になる場合はクエン酸に溶かした水に漬け置きしましょう。

 

そしてトレーにも汚れは貯まるのでスポンジなどで洗って十分に乾燥させます。

面倒と思うかもしれませんが、小まめなお手入れを心がけるようにしましょう。

まとめ

地域や環境に差があるものの、一般的に水道水は1週間前後で腐り始めるとされています。

特に除菌作用のある塩素が含まれていない水はより長持ちしないので加湿器には使わない方がいいでしょう。

 

そして加湿器は使っていると水垢やカビ、雑菌が繁殖していきます。

超音波式は過熱しないため特にそれが顕著です。

 

小まめにお手入れをしておくとそれらが空気中に放出される事もありません。

放置していると、どんどん落ちにくくなってしまうので小まめなお手入れを心がけるようにしてくださいね。