お風呂には入浴剤が欠かせないという人も多いと思います。
お店に行くと様々な種類の入浴剤が並んでいますよね。
入浴剤は良い香りのするものが多く、ついつい多めに入れてしまうという人もいるかもしれません。
実際のところ入浴剤の入れすぎはダメなのでしょうか?
また、入浴剤でお風呂が壊れる事はあるのでしょうか?
入浴剤について色々と調べましたので、見ていって下さいね。
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入浴剤の入れすぎはダメ?大量投入のデメリットは?
入浴剤の香りって癒し効果がありますよね。
浴室に入った瞬間から良い香りがすると心が和むものです。
そんな入浴剤ですが、容器にまとめて入っているタイプを使う場合に入れすぎてしまったという経験はありませんか?
小分けタイプであればほぼないと思われるこの入れすぎ状態。
果たして入浴剤の入れすぎはダメなのでしょうか?
実は大量投入すると以下のようなデメリットがあるんです。
肌への刺激が強くなる
多くの入浴剤には香料や着色料が使われています。
香料や着色料といったものは肌にとって刺激となります。
入浴剤を入れすぎるという事は、こういったものも増えてしまうという事です。
効果が強くなりすぎる事がある
入浴剤のパッケージを見ると様々な効果・効能が記載されていますよね。
この効果・効能が入浴剤を入れすぎることによって強くなりすぎてしまう事があります。
例えば体を温めるような効果・効能がある入浴剤を大量投入してしまったとします。
すると体が温められすぎてしまうおそれがあるんです。
より温まるというと一見良さそうに思えますよね。
しかし実際は気持ちの良いものではありません。
それどころか最悪の場合、温まりすぎた影響で体調を崩してしまうおそれまであるんです。
癒されるはずの入浴剤でそうなってしまっては元も子もありません。
以上の点から、入浴剤は入れすぎないようにして適量以上は入れないようにしましょう。
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入浴剤でお風呂が壊れる事はある?追い焚きだと危険?
「入浴剤でお風呂が壊れた」という話を聞いた事はありませんか?
入浴剤はお風呂に入れるものなのに壊れるというのは不思議な話ですよね。
実際に入浴剤でお風呂が壊れる事はあるんです。
入浴剤のように浴槽にも様々な材質のものがありますが、相性が悪いと浴槽が傷む事があります。
最も警戒する必要があるのは硫黄成分を含む入浴剤です。
このタイプの入浴剤を強化プラスチックや大理石でできた浴槽に大量投入すると光沢を失います。
また金属部分が腐食する事もあります。
他の材質でも変色や変質するおそれがあります。
他にも注意すべき入浴剤とお風呂の相性はあり、
《ソルト系》
金属製の浴槽では金属を腐食させる作用があります。
《炭酸ガスが発生するタイプ》
大理石の浴槽では光沢が失われるおそれがあります。
《お湯が濁るタイプ》
無機系酸化チタンが含まれているものは浴槽を劣化させます。
特に木の浴槽では注意が必要です。
などがあります。
また入浴剤によっては支障のないものもありますが、追い焚きも危険な場合があります。
追い焚きはぬるくなったお湯を配管を通して給湯器に送り込み、温度を上げた状態で浴槽に戻します。
入浴剤の成分によっては浴槽だけでなく配管や給湯器内部の劣化を招くおそれもあるんです。
特に避けたいのは以下の成分が含まれている入浴剤です。
《塩・硫黄・塩化ナトリウム》
配管などに使われている金属を傷めたりサビさせてしまいます。
サビてしまうと穴が開き、水漏れなどの問題が発生します。
《酸化チタン・炭酸カルシウム》
金属の研磨作用があるだけでなく配管内にたまっていきます。
研磨作用により配管が傷ついたり、たまった成分がフィルターを詰まらせたり水の循環を悪くするなどの不具合を引き起こすおそれがあります。
《食物を含むもの》
食物を含むものとしてミカンの皮やゆず、お茶、牛乳などがあります。
これらの成分は入浴剤によく使われていますが、配管内に残ると細菌やカビなどが繁殖する事があります。
その結果、追い焚きをする度に浴槽内に細菌やカビを含んだお湯が流れてくるという事になってしまうんです。
入浴剤が入った状態で追い焚きしてしまった場合は、すぐに排水しましょう。
そして何かしらの不具合が発生した場合は浴槽内や配管の洗浄をするようにしてください。
配管をキレイにする機能がない場合は湯船にお湯を満たして追い焚きをしましょう。
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まとめ
入浴剤には香料や着色料が含まれているものが多く、これらは肌にとって刺激となります。
そのため入浴剤を入れすぎると肌にとって刺激となる成分も増えてしまいます。
また入浴剤には香りによる癒しだけでなく様々な効果・効能があります。
入れすぎると効果・効能が強く出てしまうおそれもあります。
大量投入してもメリットはないので、適量を入れるようにしましょう。
また、入浴剤の成分と浴槽の材質によっては浴槽を傷めてしまうおそれがあります。
更には追い焚きをすると配管や給湯器を傷めてしまうおそれもあります。
何気なく使っている入浴剤ですが、自宅のお風呂に使っても大丈夫かしっかり確認するようにしてくださいね。