人間にとって比較的身近な存在である鳩。
よく街中で見かけるイメージがありますが、意外と住宅街にもいます。
家のベランダなどで見かける事も珍しくありません。
そんな鳩が洗濯物に乗ると菌がつくのでしょうか?
もしも糞がついたら捨てるべきなのでしょうか?
これらの疑問について調べましたので、見ていって下さいね。
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鳩が洗濯物に乗ると菌がつくから捨てるべき?
見かけた事がないという人はいないと言っても過言ではないほど、鳩は身近な鳥です。
そんな鳩は住宅地にも現れ、ベランダなど止まれる場所なら乗ります。
なので乗った先がたまたま洗濯物だったという事もあります。
鳩には「これは洗濯物だから乗ってはいけない」なんて当然分かりません。
しかし鳩も野生動物ですし菌が気になりますよね。
まず、鳩が洗濯物に乗ると菌がつくのでしょうか?
日本に生息するとされている鳩は8種類います。
そして家などの建築物にやってくるのは主にドバトとキジバトの2種です。
ドバトが伝播する病気としてニューカッスル病やオウム病など色々あります。
その中でも特に注意する必要があるのが“クリプトコッカス症”で、脳障害を引き起こすおそれがある非常に恐ろしい病原菌です。
クリプトコッカス症の病原菌は、鳩の体内で増殖して羽根や糞から空中に飛散して人体に入ります。
鳩が洗濯物に乗ることで糞や羽根が触れます。
そのため、鳩が乗った洗濯物にはこれらの菌がついているおそれがあるのです。
なお鳩が乗った洗濯物は必ず後述する方法で洗い直すようにします。
洗い直したとしても使い続ける事に抵抗があるのなら捨てるのも手でしょう。
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鳩の糞が洗濯物についたら捨てるべき?
鳩が乗らなくても糞が洗濯物についている事もあります。
むしろこっちのパターンの方が多いかもしれませんね。
先ほども書いたように、鳩の糞にも病原菌が含まれている可能性があります。
鳩の糞が洗濯物についたら捨てるべきなのでしょうか?
洗濯物に鳩の糞がついてしまった時は必ずしも捨てる必要はありません。
きちんと対策して洗い直すことで問題なく使えます。
まずは感染症防止のためにゴム手袋とマスクを身に着けましょう。
手順は以下の通りです。
①糞がついた洗濯物をぬるま湯に浸ける
②糞が柔らかくなったら揉み洗い
③石けん(洗剤)で洗う
④漂白剤に浸ける(殺菌のため)
⑤しっかりと洗い流す
⑥早めに乾かす(菌の増殖を防ぐため)
注意点ですが、時間が経つほど鳩の糞はシミとして残ってしまいます。
なので鳩の糞がついている事に気づいたら、なるべく早く洗い流しましょう。
なお洗濯機にいきなり入れてしまうと他の洗濯物に糞がついてしまうおそれがあるので避けてください。
また、急いで落とさないといけないと思って焦ってしまいがちです。
ですが慌てて擦らないようにしましょう。
鳩の糞が繊維に入り込まないようにする事が重要なので、ゆっくり揉み洗いを心がけてください。
時間が経過し過ぎた場合は奥まで染み込んでいる可能性があるので捨てた方がいいかもしれません。
また、洗っても抵抗がある場合は捨てるというのも選択肢の一つになります。
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まとめ
鳩が洗濯物に糞をすると、人間にとって脅威となる病原菌が付着するおそれがあります。
糞をしなくても羽根が触れただけでも病原菌が付着するリスクがあります。
洗濯物に鳩が乗っていたり鳩の糞を見つけた場合は、洗い直すとまた使えるようになります。
ただし、いきなり洗濯機に入れると他の洗濯物にも菌が付着してしまうおそれがあるので避けてください。
必ず手洗いで、焦らずゆっくり、そしてしっかりと洗うように心がけてください。
洗っても抵抗がある場合は捨てるのも手だと思います。
そしてあまりにも被害がひどい場合は鳩除け対策を行う事を検討した方がいいでしょう。