オランダ揚げという練り物をご存じですか?
名前にオランダとは付いていますがオランダの食べ物ではありません。
そもそもオランダ揚げとは何なのでしょうか?
さつま揚げとの違いはどこなのでしょうか?
そしてオランダ揚げという名前の由来は何なのでしょうか?
今回はオランダ揚げについて調べましたので、見ていって下さいね。
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Contents
オランダ揚げとは何?由来は?美味しい?
オランダ揚げとは熊本名物の魚すり身天ぷらです。
芦北町の高田蒲鉾というお店で作られていて人気商品となっています。
天ぷらといっても衣が付いた方の天ぷらではなく、練り物の方です。
芦北の海でとれた魚で作ったすり身にサラダ玉ねぎなどたっぷりと使われているのでとても美味しいです。
ところでこのオランダ揚げという名前、とても印象的ですが由来は何なのでしょうか?
オランダ揚げの名前の由来はいくつかあるようなので、見ていきましょう。
①洋風という意味で使われた説
オランダ揚げは“洋風”天ぷらという位置づけで、昔は洋風=オランダというイメージがあったようです。
そのため洋風天ぷら→オランダ揚げになったという説です。
②具材の3色がオランダ国旗を連想させるから
オランダ揚げにはニンジン、玉ねぎ、パセリ(ピーマン)などの具材を使います。
赤白青(緑)の組み合わせがオランダの国旗を連想させるからオランダ揚げと呼ばれるようになったという説です。
③パセリの別名から付けられた説
オランダ揚げにはパセリが使われており、パセリは別名“オランダセリ”と呼ばれます。
この別名からオランダ揚げを付けられたという説です。
個人的にはこの中で有力だと思うのは①です。
そう思った理由は、国旗の3色は他の国でも使われていますし、パセリの入っていないオランダ揚げも存在するからです。
オランダ揚げの由来を色々と考えながら食べても楽しいと思いますよ。
オランダ揚げ、さつま揚げの違いは何?
地域によっては魚肉のすり身を素揚げしたものは呼び方が違ったりします。
例えば西日本では“てんぷら”と呼ぶといった感じです。
そのためオランダ揚げもさつま揚げも、特定の地域以外ではてんぷらという認識で違いが分かりにくいのです。
実際のところオランダ揚げもさつま揚げも練り物で調理方法は同じですが、この2つの違いは何なのでしょうか?
オランダ揚げの特徴として、ニンジン、玉ねぎ、パセリ(ピーマン)などの具材が入っている点が挙げられます。
かなり具だくさんな印象です。
さつま揚げには何も入っていないものもあり、少なくともパセリやピーマンは入っていません。
具材の種類や具だくさんな点がオランダ揚げとさつま揚げの違いといえるでしょう。
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まとめ
オランダ揚げとは熊本名物の魚すり身天ぷらの事です。
地元の海でとれた魚のすり身と野菜の組み合わせがとても美味しくて大人気です。
そんなオランダ揚げの由来は、洋風=オランダという意味合い説や具材の野菜の色がオランダの国旗を連想させる説など、諸説あります。
また、さつま揚げとの違いは具の種類や数などです。
しかし魚のすり身で作られているという点は同じです。
それぞれに違った味わいがあるので、機会があれば食べ比べてみてはいかがでしょうか。