ラップって便利ですよね。
電子レンジで料理を温める時や料理を保存する時などに使用されるラップ。
そんなラップがくっつかないという経験はありませんか?
ラップがくっつかない皿や素材はあるのでしょうか?
またラップがくっつかない原因や対策はないのでしょうか?
これらの疑問について調べましたので、見ていって下さいね。
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ラップがくっつかない皿や素材って何?原因は?
料理の加熱や保存など、ラップは様々な場面で活躍します。
料理をしない人でもラップなら使うという人は多いでしょう。
そんなラップですが、いつものように使っているのにくっつかないという事はありませんか?
ラップがくっつかないとちょっとイライラしてしまいますよね。
そこで、ラップがくっつかない皿や素材って何かあるのか、調べてみました。
その結果、以下の材質のものはくっつかないようです。
・木の皿
・陶器の皿
・ステンレスの皿
・プラスチック容器
何故これらの材質にはラップがくっつかないのでしょうか?
それはラップがくっつく仕組みが関係しています。
ラップはくっつくために3つの作用が作用しています。
①ファンデルワールス力
ラップと食器の間には分子間の引力が働いています。
これをファンデルワールス力と呼びます。
②静電気的結合
食器が正の電気を帯びているのに対し、ラップは負の電気を帯びています。
正と負が結びつこうとする現象が起こることでくっつきます。
③減圧吸着
ラップには弾性があります。
この弾性を利用することでラップと食器との隙間を気圧の低い状態にします。
すると密着し、これを減圧吸着と呼びます。
これらが作用するには平らである必要があるんです。
一見平らな表面に見える木やステンレスの皿は拡大すると意外と凸凹しているのが分かります。
凸凹があるとラップと接触する面積が小さくなるのでくっつかないのです。
他にもいびつな形をした淵のある食器などもくっつきにくい場合があります。
ここまでは皿の方にだけ注目してきましたが、一つ注意点があります。
実はラップによって食器との相性が変わってくる事があるんです。
「このラップ何か違う感じがする…」と思った経験はありませんか?
一括りに“ラップ”といっても、メーカーによってポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンなど原材料が違うためです。
原材料によって皿との相性は異なるため、今回紹介した材質でもくっついたり、逆に紹介していない材質でもくっつかない可能性があります。
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ラップがくっつかない時の対策はある?
ラップがくっつかないからといって皿を使わないというのも勿体ない気がしますよね。
何とかしてラップをする事はできないのでしょうか?
ラップがくっつかない時の対策はあるのでしょうか?
対策をいくつか紹介したいと思います。
まずはラップのメーカーが記載している方法です。
ラップを大きめに切ってラップ同士を重ね、容器全体を包むようにします。
そうすることでラップ同士が触れるのでくっつくというわけです。
でも全部の皿でそのやり方をするとラップの消費量が増えてしまいますよね。
そこで次に紹介する水を使う方法です。
やり方はとても簡単です。
皿の裏側、つまりラップが触れる場所を水で濡らしラップをかけるだけです。
水は大量である必要はなく、皿の周りに軽く濡れた手で包む程度で大丈夫です。
すると何もしないよりくっついてくれます。
深い器であれば輪ゴムで留めておくのもいいでしょう。
従来のラップほどの密着性はないですが、対策をしていない時よりはくっついた状態になります。
ラップがくっつかない!と困っている人は試してみてくださいね。
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まとめ
ラップがくっつかず、皿からずれてしまう時ってちょっとイライラしますよね。
ラップの性質上、皿の表面に凸凹がないとラップがくっつかない事が多いです。
木やステンレスなどは一見平らに見えますが、実は凸凹があるのでラップがくっつきにくいです。
ラップがくっつかない時の対策としてはラップで皿全体を包む、水で密着させる、輪ゴムで留めるなどしましょう。
また、ラップはメーカーによって材質が異なる場合があります。
くっつかない場合は違うメーカーのラップに変えてみるのもアリだと思いますよ。