菜の花に毒はあるのでしょうか?犬や猫、人間が食べると中毒になるのでしょうか?
春になると黄色い花を咲かせる菜の花は、観賞用としてだけでなく食用としても人気があります。
とても美味しいので春になると必ず食べるという方もいると思います。
そんな菜の花ですが、毒があるという話を聞いた事はありませんか?
果たして菜の花に毒はあるのでしょうか。
犬や猫、人間が食べると中毒になる?
菜の花に毒はあるのかなどについて調べましたので、見ていって下さいね。
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菜の花には毒がある?
おひたしや炒め物など、様々な調理法で食べられる菜の花ってとても美味しいですよね。
しかし一方で「菜の花には毒がある」という話も聞いた事がある方も多いと思います。
菜の花には本当に毒があるのでしょうか?
実は菜の花には人体に大きな影響の出るような毒は含まれていません。
では何故毒があると言われるようになったのかというと“植物性アルカロイド”という成分が原因ではないかと考えられます。
植物性アルカロイドという成分は身体の中の老廃物を外に出す解毒作用や腎臓の機能向上の働きがあるといわれています。
この解毒作用によって食べ過ぎるとお腹を壊す事があるんです。
また植物性アルカロイドは苦み成分でもあります。
お腹を壊したり苦みもある事から毒があると誤解されてしまったのです。
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菜の花を犬や猫、人間が食べると中毒になる?
上記の通り、菜の花には“人体”に大きな影響の出るような毒は含まれていません。
では犬や猫の場合、菜の花を食べると中毒になるのでしょうか?
まずは犬からです。
菜の花にはビタミンCやビタミンE、β-カロテン、食物繊維が豊富に含まれており、肝臓の働きをサポートしてくれます。
しかしアクが強いため必ず下茹でするようにします。
また、食べやすくするために細かく刻み、量はフードのトッピング程度(小さじ1杯くらい)にしておきましょう。
ただ“リン”という成分も含まれているため、腎臓疾患がある犬には絶対に食べさせないでください。
次に猫です。
猫の場合は犬と違い、茹でた状態であっても菜の花は食べさせないようにしましょう。
菜の花は猫にとって刺激が強いです。
そのため食べると体調を崩してしまうおそれがあるんです。
少量であっても下痢や嘔吐、よだれなどの症状が出る事があります。
多量になると食欲不振になる、元気がなくなるなどの症状が出る事があります。
そして最悪の場合腎臓機能に障害を来すおそれもあるんです。
犬の場合は食べさせるにしても茹でて少量、猫の場合は少量であっても食べさせないようにしてくださいね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
菜の花に関しては毒は無いのですが、お腹を壊すことがあるため間違えられているようですね。
犬に関しては菜の花を食べても問題ないようですが、猫に関しては問題があるので食べさせないようにしてください。
この点は頭に入れておきましょうね。