長崎くんちでは掛け声があって「もってこい」というそうなんですが、何故「もってこい」なのでしょうか。
意味は?
また、場所踏みは何なのでしょうか。
長崎くんちは長崎を代表するお祭りの一つで、毎年大勢の人が祭りを楽しまれていますよね。
長崎くんちの掛け声「もってこい」の意味や、場所踏みについて調べましたので、見ていって下さいね。
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長崎くんちの掛け声「もってこい」の意味は?
長崎くんちは毎年10月に開催されているお祭りで、長崎の諏訪神社に二人の遊女が秋の収穫を感謝して踊りを奉納したのが始まりであると言われているそうです。
その為毎年踊町と踊りを披露する町内会が決まっており、この町のことを踊町と呼ばれています。
踊町ごとに踊る内容が決まっていますが、踊り以外に「ひきもの」と呼ばれる船の形の山車をひいて回り、その船にも様々な形の船が観ることができるそうです。
また町中を踊りながら練り歩く蛇踊も見どころのあるものですが、その祭りの中で、「もってこい」という掛け声がよく聞くことができると思います。
この「もってこい」の意味ですが、「傘鉾」「曳き物」「担ぎ物」の時によく使われている掛け声だそうで、これらが退場しかけた時に「もう一度持ってこい」という意味から「もってこい」になったのではと言われているそうですよ。
言葉は荒く聞こえるかもしれませんが、この掛け声をかけてもらうとやっている方も一気にテンションが上がるのではないでしょうか。
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長崎くんちの場所踏みは?
長崎くんちでは祭が始まる前6月1日に「小屋入り」を皮切りに演じ物の稽古が本格化していきます。
この子や入りはその年の踊町の世話役や出演者の人が、諏訪神社、八坂神社でお祓いを受け、無事大役を達成できるように祈願する神事になっています。
夜間町を歩いて居ると踊町が稽古をする姿を見ることが多くなり、お盆以降は稽古もかなり熱が入るそうです。
諏訪神社や八坂神社などの本番の会場で稽古をすることを場所踏みと呼ぶそうで、稽古とはいえ、本番とは違う気迫を感じることができるようですので、もしお近くに住まれているのでしたら場所踏みを観に行かれるのもいいかもしれませんね。
この稽古も9月中旬までで、後は船を綺麗にしたりと様々な準備などに追われるようです。
これは曳き物と呼ばれる船を本番に向けて綺麗にしたりするなどがあるようで、あまりぎりぎりまで稽古をして本番に綺麗に船ができていなかったなんてことになってしまったら何のために練習してきたのか本末転倒なことになってしまいますよね。
まとめ
長崎くんちでは「もってこい」という掛け声があるようですが、この掛け声は「もう一度持ってこい」という意味であると言われているそうで、この掛け声でより一層祭りの出演者の人もテンションが上がり、踊りに熱がこもるのではないでしょうか。
場所踏みとは本番の舞台で稽古をするということだそうで、稽古とはいえ、本番さながらの気迫を感じる場所踏みは一度見てみる価値があると思いますよ。
長崎はオランダなどの異国文化を上手に取り入れた町でもあります。
長崎くんちの船などもこれらの外国文化が入っていてとても綺麗なものになっているみたいですね。
まだ長崎くんちに参加したことの無いのでしたら、一度参加してみてはいかがでしょうか。