イチジクを栽培している時に中々実が大きくならない原因はあるのでしょうか。
また木や実に付いた虫の駆除方法は?
イチジクは夏から秋に多く実がなり、スーパーなどでもよく売られている果物かと思います。
実を割ると中には小さな粒々がたくさん詰まっており、とても甘く美味しい物ですよね。
イチジクの実が大きくならない原因や虫の駆除方法について書いていきますので、参考にしてみてくださいね。
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イチジクの実が大きくならない原因は?
イチジクは大体夏の8月ごろから10月ごろに実がなり始め店頭などにも並んでいるのを見かける人もいるのではないでしょうか。
また育てやすい果樹で家の庭で栽培されている人も多いようですね。
品種によっては夏にしか収穫できない品種や秋にしか収穫できない品種、夏秋両方ともに収穫できる品種と、イチジクには様々な品種があるそうです。
多く栽培されているのがドーフィンと呼ばれている品種で、この種は夏秋とも収穫することのできる品種になっています。
育てやすいイチジクですが、寒さに弱いため、関東地方より北部では庭で育てるのは難しいようです。
そのイチジクを栽培していて、実がたくさんなっているのに、大きくならないことがあるそうです。
原因の一つに栄養が木の生長に回ってしまい、実にまで回らなかったなどがあります。
また、冬場に剪定をしなければならず、春に新たに芽吹いた芽から実になるそうで、細いまま伸びて実もあまり大きくならないということもあるそうですし、ある程度中の枝などを間引いておくと光合成しやすくなっていいそうです。
イチジクは湿地を好む果樹になりますので、水不足で実が大きくならないという事もあるようですね。
育てやすい果樹ではありますが、手入れを怠ってしまうと実が大きくならず食べられないまま終わってしまうことになりますので、こまめに手入れをしてあげてくださいね。
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イチジクについた虫の駆除方法は?
イチジクは他の果樹などに比べると虫の被害や病気が少ないそうですが、全く被害が無いというわけではないようです。
特に多くあるのが「カミキリムシ」の被害ではないでしょうか。
カミキリムシはイチジクの木に穴をあけ、その中に卵を産みます。
孵化した幼虫は木の中をトンネルを掘るように食べ進め、木が駄目になってしまうそうです。
完全に予防するというのは難しいようですが、カミキリムシが成虫になり、卵を産み付けに来る5~7月ごろは注意深く見て、カミキリムシを見つけ次第駆除する方法があります。
また、すでに卵を産み付けられているのでしたら、その穴に薬剤を注入し、その穴を粘土などで蓋をしておきます。
そうすることによって薬剤が木全体に回り、中にいる幼虫を殺すことができるそうです。
コガネムシもイチジクの葉などを食べてしまいますので、見つけたら駆除するようにして下さい。
カミキリムシもコガネムシもその時駆除したとしても他から飛んでやってきますので、これらの虫が入り込まないようなネットをかけておくのもいいかもしれませんね。
せっかくのイチジクが虫によって枯れるなんてことになるのはとても残念ですので、虫の駆除は豆にするようにして下さいね。
まとめ
イチジクは比較的家庭の庭などでも育てやすい果樹であると言われています。
品種によっては夏に収穫できる物や秋だけ、夏秋両方とも収穫できる物とたくさんの品種があるそうです。
ですが、育てやすいと言っても手入れを怠ってしまうと、実が大きくならないまま終わってしまうなんてこともありますので、冬の間の剪定は忘れないようにして下さいね。
また、カミキリムシは幹や枝に卵を植え付け幼虫が木を食べつくして枯れてしまったり、コガネムシは葉を食べつくしてしまうなどの虫の被害もあります。
これらの虫の被害にあってしまうとイチジクが枯れてしまう原因にもなってしまいますので、見つけ次第駆除して被害を受けないようにして守ってあげてくださいね。