暑い時期にはお世話になる事も多いアイスですが、涼しくなってくると冷凍庫に残っている事も珍しくりません。
そんなアイスの袋に変化が起きた経験はありませんか?
アイスの袋が膨らんだり逆に空気が抜けていたり・・・。
アイスの袋がパンパンなのはなぜなのでしょうか?
またアイスの袋の空気が抜けるのはなぜなのでしょうか?
今回はこれらの点について調べましたので、見ていって下さいね。
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アイスの袋がパンパンなのはなぜ?
暑い時に食べるアイスって格別ですよね。
中には季節関係なくアイスを冷凍庫に入れているという人もいるでしょう。
そんなアイスの袋がパンパンに膨らんでいるのを見た事がありませんか?
かなり膨張していると大丈夫なのか心配になりますよね。
アイスの袋がパンパンなのはなぜなのでしょうか?
実はこの現象、アイスだけじゃなく冷凍食品でも起きる現象なんです。
冷凍庫の開け閉めや霜取り機能などにより温度変化が発生する事があります。
その影響で食品の表面に付いた細かい氷の粒が、氷(個体)から水(液体)にならずに水蒸気(気体)になる場合があります。
気体になった結果、袋の中の気体が増えて密閉状態の袋が膨張するんです。
これは“昇華”と呼ばれる現象で、食品の品質には問題ありません。
ただし冷凍庫の不調などによって温度が上がって食品が解凍・腐敗してしまったおそれもあります。
中身を確認して、においや状態に異常がなければ食べても問題ありません。
ちなみにアイスに賞味期限はありませんが、それは-18℃以下で保管されていれば微生物が増殖せず品質劣化も極めて小さいためです。
アイスの袋がパンパンになったという事は昇華が起こるような温度変化が起きたという事です。
腐敗はしないにしても本来の美味しさは損なわれてしまいます。
なのでアイスは袋がパンパンになる前に食べるのがベストです。
ただし、アイスによっては破損防止のために最初から袋が膨らんでいるものもあるので注意しましょう。
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アイスの袋の空気が抜けるのはなぜ?
アイスの袋が膨らむのではなく、反対にアイスの袋の空気が抜けてしまう事もあります。
アイスの袋の空気が抜けるのはなぜなのでしょうか?
考えられる理由は2つあります。
1つ目の理由はパンパンに膨らみ過ぎた結果、袋が破れて空気が抜けてしまったからです。
この場合は先ほどの昇華による現象です。
2つ目はアイスの袋が元々密封されていなかったという理由です。
アイスにもよりますが、包装紙が完全に密封されていないアイスもあります。
これはごく小さな穴をあえて開けておくことで、空気が抜けるようにしているんです。
この穴により輸送時に袋が破損するのを防げます。
もちろん品質には影響はありません。
また、先ほど触れた昇華現象で袋が破損するのを防ぐ役割もあります。
この隙間から空気が出てしまい、結果として袋の空気が抜けたという可能性はあります。
なお密封されていない袋のアイスが溶けた場合、袋から漏れ出る事があります。
漏れ出るほど溶けた状態のアイスは品質が劣化しているので、食べるのは避けた方がいいでしょう。
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まとめ
アイスの破損防止のため、元から袋がパンパンになっている場合があります。
しかし冷凍庫に入れてから時間経過でパンパンになった場合は昇華によるものです。
アイスは品質劣化しにくいですが、念のために中身を確認してにおいや状態に異常がなければ食べるようにしましょう。
反対にアイスの袋の空気が抜ける理由は、昇華現象で膨らみ過ぎて袋が破れたか、空気穴から抜けた可能性が高いです。
空気穴は破損防止のために用意された穴なので、品質には問題ありません。
アイスに賞味期限はありませんが、時間経過と共に霜が付いたりしてアイス本来の美味しさは損なわれていきます。
購入したアイスはなるべく早く食べるようにした方がいいですね。