シロアリの羽が取れる理由はなぜなのでしょうか?羽なしで茶色の虫は何なのでしょうか?
シロアリは家の柱を食べてしまう害虫のイメージがありますよね。
日本ではヤマトシロアリとイエシロアリの2種類が家に危害を与えるシロアリであると言われています。
シロアリという名前ではありますが実は分類上はゴキブリと同じ分類になるそうで、よく庭などにいる黒いアリとは厳密には違う種類の昆虫となっているそうです。
そんなシロアリは成長すると羽アリとなり今まで過ごしていた巣から出るそうですが、そのまま羽が付いた状態で過ごすのではなく羽が取れるそうです。
何故羽が取れるのでしょうか。
また羽が無い茶色の虫は何なのでしょうか。
シロアリの羽が取れるのは何故なのかなど調べましたので、見ていって下さいね。
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シロアリの羽が取れるのは何故?
家にシロアリがいることに気づかずに放置していると家の内部の柱が食いつくされて柱の中が空洞になっていたり、ほぼ食べつくされてしまうということになってしまう事があります。
そうなってしまっては家としての機能が落ちてしまうため浸食された部分をリフォームしたり、最悪の場合大掛かりなリフォームになってしまうためそうならない為に定期的にシロアリ点検をされてるのではないでしょうか。
シロアリは女王アリを頂点にピラミッド型の階級社会を築いています。
女王アリは繁殖をするアリで、パートナーである王アリも存在しています。
その下にいるのがニンフと呼ばれるアリで、もし女王アリか王アリが死んだとしてもすぐに代わりの女王あり、王アリとなり繁殖し、役割を果たすそうです。
その下にいるのが兵アリで名前の通り外敵から巣を守ったり働きアリのサポートをするといった兵隊の役割をしています。
一番下である働きアリは巣全体の約90%を占めていて他の階級のアリの為に餌を集めたり巣を作ったりしています。
家の柱などを食べるのがこの働きアリの事であります。
シロアリは巣が大きくなると先ほど書いたニンフに羽が生え新たに巣を作りや繁殖のパートナーを探すために巣離れするそうです。
イエシロアリは6から7月の夜間、ヤマトシロアリは4から6月の雨上がりの昼間に一斉に飛び立つそうです。
羽が生えたからといって飛翔能力は低く、地上に出ると基部にある「切離線」と呼ばれる部分から羽を落とします。
そして繁殖相手を見つけて新たな巣を作るため地下に潜るそうです。
もともと羽が必要ではない生活をしてますので、巣から飛び立つためだけに羽が生えると言えるようですね。
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シロアリで茶色の虫は何?
シロアリは人目に触れる場所にいることはほとんどなく、羽アリとして見る事位でしたその存在を感じることは無いと思います。
また働きアリなどほとんど地中で生活してるため色も白いアリが多いのですが、ニンフが羽アリとなって飛び立つときは体が黒や茶色に変化するそうです。
種類によっては羽が落ちた後の姿は他のアリと見分けが付かないという種類もあるようですよ。
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まとめ
シロアリはできる事なら家に来てほしくない害虫の一つですよね。
定期的な点検をしてシロアリが巣を作らないように予防するのも大切ですし、もし巣を作ってしまったとしても早めに駆除をするなどの対策をしなければ家が傷んでしまいます。
シロアリは繁殖相手を探すために羽アリとなり巣から飛び立つそうですが、繁殖相手を見つけると羽を落とし地下に潜り巣を作るそうです。
飛ぶために生えるのではなく、繁殖相手を見つけるだけの羽のようで、目的を果たした時点で羽はもう必要なくなるようですね。
羽アリは羽が生えるだけでなく体の色の茶色っぽかったり黒っぽいそうで、種類によっては他のアリと見分けが付かない種類のシロアリもあるそうです。
黒いアリも羽アリとなり飛ぶことがありますので、シロアリとの違いや飛ぶ時期などを知っておくとその羽アリがシロアリなのかそうでないのか判断することができると思いますよ。