アイスなどの冷たい物を買うと貰える事が多いドライアイス。
夏場は特に活躍しますよね。
そんなドライアイスは一瞬でも触ると危険なのでしょうか?
また、万が一ドライアイスを一瞬触ったときの対処はどうすればいいのでしょうか?
ドライアイスに触ってしまった場合の疑問について調べましたので、見ていって下さいね。
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ドライアイスを一瞬触ると危険なのか?
まずドライアイスとはどのようなものなのでしょうか?
ドライアイスとは二酸化炭素を固体にしたものです。
その冷たさは氷の比ではなく、なんとマイナス78.5℃にもなるんです。
この冷たさを利用し、保冷用としてアイスやケーキを持ち帰る時などに入れています。
ドライアイスは通常触れないように包装されている事が多いです。
仮に溶けてしまってもドライアイスは元々気体なので、濡れてしまう事はありません。
それなのに直接触れないようにしています。
という事はドライアイスを一瞬でも触ると危険なのでしょうか?
先ほども書いたように、ドライアイスはマイナス78.5℃とかなりの低温です。
素手で触るなどして皮膚に接触すると凍傷となるおそれがあり、かなり危険です。
一瞬であれば大丈夫な場合もありますが、一瞬であっても危険な場合もあります。
ドライアイスは煙のようなものが出るため、特に子どもは触ったり口に入れたりしがちです。
実際に、アイスと一緒に入っていたドライアイスを触った小児が触れて火傷のような症状が現れたといった事例も報告されています。
このようにドライアイスは危険な代物なので、触らないようにしてください。
余談ですがドライアイスは気体化すると約750倍に膨張するため、密閉容器に入れておくと破裂するといった危険性もあります。
ドライアイスは身近にあるので忘れがちですが、取り扱いには十分注意しなければいけない代物なのです。
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ドライアイスを一瞬触ったときの対処は?
ドライアイスを触ってしまったとき、どのように対象すればいいのでしょうか?
ドライアイスは一瞬であれば何も症状がない場合もあります。
しかし凍傷になる可能性がまったくないというわけではありません。
軽度の場合は局所的に赤くなり、痛みを生じます。
中度の場合は水泡ができます。
そして重度の場合は皮下組織まで損傷が及んで壊死してしまう危険の高い状態です。
以上のような凍傷の症状が現れたら絶対に放置せず、次のように対処してください。
まずは患部を40~42℃のお湯に浸して温めましょう。
その際に患部は擦らないようにしてください。
また、水泡がある場合は絶対に潰さないでください。
ガーゼなどで保護し病院を受診しましょう。
凍傷は重度になると皮膚移植が必要になる事があるほどです。
大人でもケーキの箱から取り出す時、処分する時などにうっかり触ってしまうおそれがあります。
万が一ドライアイスを触ってしまったら、その後皮膚に異常が現れないか経過観察するようにしてください。
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まとめ
ドライアイスはマイナス78.5℃とかなり低温です。
そのため一瞬でも触れると凍傷になる危険性があります。
特に子どもは白い煙が出る様子が楽しくてついつい触りがちです。
実際に子どものドライアイス事故は多いので、保護者は子どもが触らないように気を配っておきましょう。
万が一ドライアイスを触って凍傷の症状が現れた場合、40~42℃のお湯に浸けて温めてください。
水泡ができた場合は潰さないようにガーゼなどで保護し、病院で医師の診察を受けるようにしましょう。
ドライアイスは便利な反面、本当に危険です。
しつこいようですが取り扱いには十分に気を付けてくださいね。