柿の渋抜きはどうすれば良いのでしょうか。
お湯やりんご、ドライアイスを使うと渋抜きができる?
渋抜きの原理はどのようになっているのでしょうか。
秋になると柿が収穫されますよね。
ですが、木によっては渋みがきつかったりして、好き嫌いが分かれる果物だと思います。
柿の渋抜きにお湯やりんご、ドライアイスを使えば渋抜きができるのか、その原理はどうなっているのかについて書いていきますので、参考にしてくださいね。
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柿の渋抜きにお湯やりんご、ドライアイスを使うとできる?
秋になるとおすそ分けなどで柿を貰う機会が増えるという人もいるのではないでしょうか。
柿は甘くて美味しい果物ですが、中にはとても渋みが強くて食べるのはちょっとという柿があり、渋柿と呼ばれていますよね。
そのままだと食べることが難しいのですが、渋抜きをすれば食べることができるそうです。
その渋抜きはどうやってすれば良いのでしょうか。
渋抜きする方法にお湯やリンゴ、ドライアイスを利用する方法があります。
まずお湯ですが、渋柿を熱めのポリ袋などに入れて、約40℃のお湯に一昼夜浸けておきます。
手軽に渋抜きができますが、日持ちが悪くなり、味も落ちてしまうというデメリットがあります。
次にりんごを渋柿と一緒にポリ袋に約一週間ほど入れておくと渋が抜けるそうです。
最期にドライアイスですが、家にない時はドライアイスを買ってきて、ダンボールにポリ袋を入れ、ポリ袋の中に渋柿を詰めます。
次に新聞紙で包んだドライアイスを入れてダンボールを密封すると約3日ほどで渋が抜けます。
お湯が一番早く渋を抜くことができますが、味や日持ちが悪くなってしまうようですので、もしすぐに食べないのであればりんごやドライアイスを利用して渋を抜く方がいいかもしれませんね。
この他にも焼酎や米びつの中に入れておくといった方法もありますので、自分のやりやすい方法で渋を抜いて美味しく柿を食べてくださいね。
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柿の渋が抜ける原理は?
渋抜きの方法は色々ありますが、渋が抜ける原理はどのようになっているのでしょうか。
柿が渋い理由は柿にはタンニンと呼ばれる成分が含まれており、このタンニンが渋くしている原因になっています。
タンニンには水溶性と不溶性のものがあり、水溶性のタンニンが柿を渋くしてしまっているそうです。
ですが、水溶性が不溶性に変化することによって渋みがなくなるため、渋抜きとは水溶性から不溶性に変化させるための方法であるのです。
先ほど書いた渋抜きの方法をすることによって水溶性のタンニンがアセトアルデヒドと結合することによって不溶性のタンニンに変化するそうです。
これが渋が抜ける原理であるそうです。
もし貰ったり、家で作った柿が渋柿でも渋抜きの方法を知っていれば無駄に捨てることなく、美味しく食べることができますよね。
まとめ
秋になると柿の収穫の時期になり、店頭や、近所の人からおすそ分けなど食べる機会が増えるかと思います。
甘くて美味しい柿ですが、たまに渋柿ばかりで困ってしまったということもあるかと思います。
そんな時に便利なのが渋抜きです。
お湯やりんご、ドライアイスを利用することによって渋を抜くことができますので、これらの方法を使って渋柿を甘い柿に変えて美味しく食べてくださいね。