ストーブの暖かさっていいですよね。
エアコンとは違った温もりが大好きという人もいるのではないでしょうか。
ところでストーブには灯油を使うと思います。
寒い中タンクに灯油を入れるのが冬の恒例となっている家庭は多いでしょう。
ところで灯油はビニール袋・ゴミ袋に入れると溶けるのでしょうか?
灯油をビニール袋・ゴミ袋に入れると危険なのかについて調べましたので、見ていって下さいね。
スポンサーリンク
灯油はビニール袋・ゴミ袋に入れると溶ける?
寒い季節になると暖房が大活躍します。
今は様々な暖房器具がありますが、ストーブって他の暖房器具にはない独特の温もりがありますよね。
そして灯油が必要になるのもストーブの特徴です。
そんな灯油ですが、大体は専用のタンクに入れて保管してますよね。
例えばちょっと小分けにしておきたい時などにビニール袋・ゴミ袋に入れると溶けるのでしょうか?
結論からいうとビニール袋に灯油を入れるのはやめた方がいいです。
“ビニール袋”は塩化ビニルから作られています。
この塩化ビニルは強度があり、日光や風雨には強いです。
しかし一方で石油や灯油、接着剤といった有機溶剤には弱いんです。
なので塩化ビニル製の“本当の”ビニール袋・ゴミ袋なら灯油で溶けてしまうので、入れないようにしましょう。
ただし現代ではその他の素材の袋がビニール袋と呼ばれている場合が多いです。
これは過去にダイオキシンが問題になるまで、袋の主流が塩化ビニルだったためです。
その名残が残ってしまってるんですね。
今“ビニール袋”と呼ばれている袋の素材は“ポリエチレン”や“ポリプロピレン”が多いです。
これらは塩化ビニルほど灯油に弱くはありません。
しかし安定性のない袋に灯油を入れて保管するのは危険です。
それ以前に、実は法律に引っかかっている可能性が高いのです。
スポンサーリンク
袋で灯油を保管するのはNG!?
実は消防法で規定された条件を満たしていない容器に灯油を入れるのはNGなんです。
つまりビニール袋・ゴミ袋だけでなくペットボトルなどもNGです。
条件を満たしていない容器を使ったことで重大な事故を起こした場合、重い責任を負う事になります。
その条件ですが、まずは色のついたポリタンクに入れる必要があります。
そしてそのポリタンクにも基準があります。
・15度に傾けても倒れない試験
・倒れても漏れない試験
・-18℃、0.8mの高さで栓の部分から落下させる試験
これらの条件を満たしていても遮光比0.8以下の色の薄いものは不合格になってしまいます。
すべての条件を満たしたポリタンクにはJISマークが付けられているのでそれを確認して購入するようにしましょう。
スポンサーリンク
まとめ
灯油を塩化ビニル製の袋に入れると溶けてしまい、灯油が漏れてしまうおそれがあります。
ポリエチレンやポリプロピレン製の袋なら灯油に弱くありません。
しかし消防法により、灯油を入れる容器には条件が定められています。
灯油を保管する際はJISマークの付いたポリタンクに入れるようにしましょう。
万が一灯油が漏れたり気化した事が原因の火災や異臭問題が発生した時、重い責任を背負わされてしまいます。
灯油も立派な危険物だという事を忘れないようにしてくださいね。