お彼岸の時に供える団子がありますが、数や供え方は決まっているのでしょうか。
また、ぼた餅やおはぎも食べるのでしょうか、野菜も?
お彼岸は日本だけの行事で、春と秋にあります。
春は春分の日、秋は秋分の日を中日として、その前後3日を合わせた7日間をお彼岸と言われています。
お彼岸の団子の数や供え方、ぼた餅やおはぎも食べるのかや、野菜も食べるのかについて調べましたので、見てくださいね。
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お彼岸の団子の数や供え方は?
お彼岸は春彼岸と秋彼岸とあり、春分の日と秋分の日を中日にして前後3日間を合わせた7日間がお彼岸と言います。
このお彼岸は日本独自の行事であり、インドなどの仏教国では無いそうです。
仏教の世界では生死の海を渡り、到達する世界を悟りの世界であるとされており、その世界のことを彼岸と呼ぶそうです。
彼岸は西にあると言われており、春分や秋分の日の様に真東から太陽が昇り、真西に沈むときはより彼岸が最も通じやすくなると考えられているため先祖供養をするようになったそうです。
ご先祖の供養をするお彼岸ですが、お供え物として団子があると思います。
この団子ですが、数や供え方は決まりがあるのでしょうか。
お彼岸の時に供える団子のことを彼岸団子と呼ぶそうです。
この他にも「積み団子」、「枕団子」とも呼ばれているそうですね。
一般的に彼岸の時に備える団子はうるち米を加工した上新粉で作られた白いお団子のことで、供える数は6個の所が多いようですが、地域によっては11個や20個、13個供えると言うところもあるようです。
供え方は6個の場合ですと、5個を丸く置き最後の一つを中心におくようにして供えます。
上から見るとお花のような形になるかと思います。
ただ宗派によってはお彼岸に彼岸団子を供えない宗派もありますので、もしどうすればよいのか迷われた時はお寺や家族の人に教えてもらうといいかもしれませんね。
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お彼岸にぼた餅やおはぎ、野菜を食べる?
お彼岸には彼岸団子を供えると書きましたが、ぼた餅やおはぎを食べるというのもあるのでしょうか。
ぼた餅やおはぎは見た目は何が違うのか分からないかもしれませんが、実は包んでいるあんこが粒あんかこしあんかという違いがあります。
お彼岸に備えるのも実は決まっていて、春分の日はぼた餅、秋分の日はおはぎを供えるのだそうです。
これは名前にも由来があり、ぼた餅のぼたは牡丹の花からとられており、ぼた餅を漢字で表すと牡丹餅になります。
また秋分の日に供えるおはぎは萩の花からとられているそうで、漢字だと御萩になります。
漢字で表すとよくわかりますよね。
このぼた餅とおはぎですが、お彼岸の期間中毎日供えるというのではなく、お彼岸の中日に当たる春分の日と秋分の日に食べるそうです。
先にご先祖様にお供えしてからお彼岸の中日に食べる様になっています。
野菜などを供える事もあるようですが、特にこの野菜というような決まりではなく、その時の旬の野菜を供えると良いようですね。
春でしたら山菜料理、秋なら栗料理など季節の料理を作ってお供えし、食べるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
お彼岸は日本独自のご先祖供養の行事でもあり、毎年春分の日や、秋分の日の前後にはお墓参りをしたり、お供え物をしたりされているかと思います。
お彼岸の時に供える団子は地域などによって数などは変わるようですが、6個が多いようです。
また、ぼた餅やおはぎも供える物ですが、毎日供えるのではなく、中日に当たる、春分の日と秋分の日に先にお供えをしておいてから食べるようですね。
色々な由来があるお彼岸ですが、普段あまりお墓参りできない人はこの機会にお墓参りとご先祖の供養をしてくださいね。