栄養が豊富な野菜は人間の食生活において欠かせないものです。
サラダ、炒め物、煮物、揚げ物等々・・・野菜といっても色々な食べ方がありますよね。
そんな野菜ですが、調理する前に洗っていますか?
洗う派と洗わない派で意見が別れるかと思います。
野菜を洗わないと食中毒になるのでしょうか?
また、野菜を洗わないと農薬や虫がやばいのでしょうか?
万が一こういった事態でも加熱すればいいのでしょうか?
今回はこれらの点について調べましたので、見ていって下さいね。
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野菜を洗わないと食中毒になる?
野菜は栄養満点で私達の食生活には欠かせません。
スーパーで買ってきたり、中には自分で育てて収穫している人もいるかもしれませんね。
そんな野菜ですが、洗わないと食中毒になったりするのでしょうか?
結論からいうと、食中毒になるおそれはあります。
といっても野菜自体が原因というわけではなく、野菜に付いている土が原因となる可能性があります。
特に土の中で育つ野菜には土が付いた状態で販売されている事があるので注意が必要です。
ただ土って自然のものだから食べても大丈夫な気がしますよね。
ところが野菜が育つ畑の土には微生物や菌が含まれています。
微生物や菌の種類はかなりの数あるのですべては書けないのですが、
・カンピロバクター
・腸管出血性大腸菌
・セレウス菌
・ウエルシュ菌
食中毒に関連した代表的な菌として上記が挙げられます。
ではもしも土を食べてしまって食中毒になった場合、どうなるのでしょうか?
菌によって症状は異なりますが、
・激しい腹痛
・下痢
・嘔吐
・発熱
などの症状が多いです。
更に重症化すると命にかかわってくるおそれもあります。
たかが土と侮らず、野菜はしっかりと洗ってから食べるようにしましょう。
野菜を洗わないと農薬や虫がやばい?加熱すればいい?
野菜を洗う人の意見を聞くと、
「農薬が残っていそうだから」
「虫がいたら嫌だから」
といったものが多いです。
では実際のところ、野菜を洗わないと農薬や虫がやばいのでしょうか?
日本は農薬の使用量が先進諸国と比べてとても高いといわれています。
もちろん人体に害がない量には抑えられています。
とはいえ、農薬が残っている状態の野菜を食べるのは抵抗がある人が多いと思います。
また、野菜は育つ環境によって虫がついてしまう可能性があります。
虫がつく環境といわれて真っ先に思い浮かぶのが無農薬だった場合です。
農薬の使用量が比較的高いといわれてもすべての野菜に使われているわけではなく、無農薬の野菜も当然存在します。
実際にスーパーなどで見かけた事がある人も多いのではないでしょうか。
しかし無農薬という事は虫が過ごしやすい環境でもあります。
そのため野菜についたまま出荷されてしまう事も珍しくありません。
そして農薬が残っていたり虫がいた場合、加熱すればいいのかどうかですが…。
熱で溶ける農薬なら加熱すればいいという事になります。
その場合、揚げる→炒める→ゆでるの順で農薬は取り除けます。
また、虫は加熱すれば死ぬのですが、当然ながら死骸は残ります。
いくら生きてないとはいえ、そのまま口に入れるのは抵抗があるという人がほとんどだと思います。
農薬共々、よりしっかりと取り除きたいのであれば加熱だけでなく洗うようにしましょう。
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まとめ
野菜には土が付いている事が多く、その土には微生物や菌が含まれています。
そしてその微生物や菌の中には食中毒を起こす原因となるものも存在します。
腹痛や下痢、嘔吐だけでなく、重症化すると最悪の場合、命にかかわるおそれまであります。
特に生で食べる野菜はしっかりと洗うようにしましょう。
また、野菜には農薬や虫が付いている場合があります。
熱に弱いタイプの農薬であれば加熱で溶けるのですが、使われている農薬がどうなのかなんて知りようもないでしょう。
虫も加熱で死にますが、死骸は残ります。
これらの点から、野菜はしっかりと洗った方がいいかもしれませんね。