最近オートミールを食べる人が増えてきています。
低カロリーで栄養素がたっぷりなので特に女性に人気のようです。
そんなオートミールですが、食べた後にとある体の変化が起こる事があるようです。
オートミールは食べた後に眠くなるのでしょうか?
逆に眠くなりにくいのでしょうか?
オートミールと眠気の関係について調べましたので、見ていって下さいね。
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オートミールは食べた後に眠くなる?
まずはオートミールについて簡単に説明したいと思います。
オートミールとはオーツ麦を脱穀した後、調理しやすく加工したものです。
オートミールはグラノーラの主原料です。
私達に馴染みのあるグラノーラは、オートミールにメープルシロップや砂糖で甘味をつけてオリーブオイルなどを絡め、オーブンで焼いたものです。
オートミールはグラノーラで使う甘味や油分を含まないためその分カロリーが低く、ダイエット中の人などに人気です。
ところで「オートミールを食べた後に眠くなる」という声があります。
実はこの現象は血糖値が関係してきます。
オートミールの原料であるオーツ麦には炭水化物が含まれています。
炭水化物は大きく“糖質”と“食物繊維”に分けられます。
食事をすると食品中の糖質が分解・吸収されてグルコースという形で血液中に流れます。
すると血液中のグルコース濃度が高くなる=血糖値が上がります。
ちなみにグルコースは脳のエネルギー源です。
オートミールを食べると何が起こるのかを簡単に書くと、
食事で血糖値が急上昇
↓
血糖値を戻そうとインスリンが過剰に分泌される
↓
血糖値が一気に下がる
↓
脳のエネルギー源であるグルコースの配給が減る
その結果、眠くなったり頭がぼーっとしたりするのです。
更にオーツ麦に含まれるメラトニンには体をリラックスさせる効果があるので余計に眠くなってしまいます。
しかしオートミールを食べると眠くなるとは一概にはいえないのです。
それについては次で説明したいと思います。
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オートミールは眠くならない、眠くなりにくい?
「オートミールを食べた後に眠くなる」と言う人がいる一方「オートミールを食べ始めてから眠気が来なくなった」と言う人もいます。
まったく正反対の人がいるなんて不思議ですよね。
これはオートミールが低GI食品だという事が関係しているようです。
低GI食品は血糖値を上げにくい食品の事で、オートミールも低GI食品とされています。
血糖値が上がりにくいという事はインスリンが過剰に分泌される事もありません。
という事は、眠くなる事もほぼないはずですよね。
ここまで正反対の状態になる人がいる理由として考えられるのは調理時間や加工方法です。
実は同じオートミールでも、加工方法や調理時間によってGI値に大きな開きがあるんです。
調理時間は長いものほど、そして加工方法は“スティールカットオーツ”が低GIです。
スティールカットオーツとは脱穀したオーツ麦1粒が2~3個に割られたものです。
オートミールを食べた後に眠くなるという人は、調理時間や加工方法に注目してみると改善されるかもしれませんよ。
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まとめ
オートミールはグラノーラに近い事もあり、朝食として食べている人も多いでしょう。
しかし食べた後に眠くなるという人もいます。
これは血糖値が急上昇し、インスリンの過剰分泌が関係していると思われます。
しかしオートミールは本来は低GI食品であり、血糖値が急上昇しにくい食品です。
オートミールのGI値は調理時間や加工方法によってかなり違うという事が判明しています。
GI値はスティールカットオーツがダントツです。
オートミールを食べた後に眠くなるという人は、スティールカットオーツにすると改善される可能性がありますよ。