オホーツクの流氷を見に旅行いかれるかと思いますが、流氷はどこからきてる?観光時期は?流氷は年々減少してきてる?
流氷は氷の塊がたくさん流れてきてその流氷を見に旅行に行くという人もいるのではないでしょうか。
いつでも見ることができる物ではない流氷時期ですが、観光時期はいつなのでしょうか。
また流氷の数は年々減少してきてるのでしょうか。
オホーツク海の流氷はどこからやってきてるのか、観光時期や流氷は年々減少してきてるのかについて調べましたので、見てくださいね。
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オホーツク海の流氷はどこからきてる?
流氷とは海を漂流する氷の塊のことで、寒い地方で海が凍り始め、凍った海が波などで割れた氷の破片のことを言います。
毎年日本ではロシア領のシャンタル諸島からオホーツク海に流氷が流れてきて、その流氷を見に多くの観光客が北海道などにきています。
海水が塩分を含んでいるため水温がマイナス1.8℃になると凍り始めるそうですよ。
一気に凍るのではなく、まずは海水中の真水の部分が凍り始め水晶と呼ばれる小さな薄い氷になります。
この水晶が海面を覆い薄い膜となっていきます。
その状態のまま寒い日が続くと柔らかかった氷の膜が固くなっていき薄い氷の板になってやがてその氷の板の底に面した海水が次々と凍っていき厚さを増していくそうです。
そのできた氷が波などのうねりで割れ、北風によってオホーツク海まで流れてきます。
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オホーツク海の流氷の観光時期はいつ?
寒い時期に流氷ができるのは分かりますが、観光するとすればいつがいいのでしょうか。
流氷初日と呼ばれる沿岸から流氷を確認できたら流氷のシーズンが始まります。
この流氷初日は例年1月中旬から下旬あたりに始まり、流氷が接岸した初日が流氷接岸初日と呼ばれ、この時期が1月下旬から2月上旬頃になるそうです。
観光時期はこの流氷が接岸している時期である2月中旬から下旬がピークになるかと思います。
この時期が過ぎると流氷が徐々に溶けていき量が減り船の航行が可能になる海明けと呼ばれると流氷のシーズンが終わりを迎えてしまいます。
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オホーツク海の流氷、年々減少してる?
毎年多くの流氷が北海道にやってきて、それを見に観光客の人も多く来られますよね。
そんなオホーツク海の流氷が年々減少してきてるのでしょうか。
実はオホーツク海の流氷は地球温暖化の影響で減少してきてると言われています。
流氷が作られるアムール川でも氷の厚さが薄くなってきたり、北海道に流氷がやってきても氷が少なくなっていたり、期間も短くなってきているようです。
流氷が減ってしまうと生態系への影響も出てきてしまうそうで、流氷の上で繁殖活動しているゴマフアザラシが日本海側に現れるといったように変化が出てきているようです。
このまま地球温暖化が進んでしまうと流氷そのものが無くなってしまい、流氷に含まれるプランクトンを食べていた魚などにも影響が出てくるとも言われています。
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まとめ
毎年冬の寒い時期になると北海道に流氷が来た日などはニュースなどでも取り上げられているほど冬の風物詩の一つになっていますよね。
この流氷を見に毎年多くの人が北海道に観光に来られていて、オホーツク海側の地域の観光資源の一つであるとも言われています。
観光のピークは2月の中旬から下旬と言われていますが、地球温暖化の影響からか、年々流氷の数が減ったり、期間が短くなってきているようです。
流氷はただ氷が移動してくるだけでなく魚などの餌となるプランクトンなどの食料も含まれていて、減ってしまうと生態系へも影響が出てしまうそうです。
まだまだ自分には関係ないと思ってしまうかもしれませんが、この機会に一度自分でもできる事をして地球温暖化が進まないように行動を起こされてもいいかもしれませんね。