柿を家や畑で栽培されている人も多くいるかと思いますが、柿の実が落果防止方法や、何故、実が落ちてしまうのでしょうか。
また、柿についてしまうヘタムシの駆除や対策は?
柿の落果防止やその原因、ヘタムシの駆除や対策について調べましたので、参考にしてくださいね。
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柿の落果防止や原因は?
桃栗三年柿八年と言うほど柿は植えてからすぐには実を付けてくれず、やっと実がなるととても嬉しく感じられるかと思います。
せっかく実った実が落ちてしまったらとても悲しいですよね。
では何故実が落ちてしまうのでしょうか。
柿は受粉が十分でないと木から実が落ちてしまう生理落果という現象を引き起こしやすい木だそうです。
この生理落果を防ぐには人工授粉を起こしてあげることによって、生理落果を防ぐことができるようです。
また、この他にも実が多くなり過ぎていたり、肥料の過不足などによっても落果を引き起こしてしまうそうですので、もし実がなり過ぎていた場合は摘蕾や摘果を行って実がなり過ぎないようにして下さい。
肥料が原因の場合は窒素肥料の与え過ぎに注意して下さい。
日照不足でも落果してしまう原因になりますので、柿の木全体に日が当たるように剪定して下さいね。
柿は日本でとても身近に食べれれている果物ですが、落果しやすい果物でもあるそうですので、せっかくなった実が落ちてしまうことにならないように手入れをしっかりしてあげてくださいね。
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ヘタムシの駆除や対策は?
柿は生理落果が多いと書きましたが、落下する原因としてヘタムシという虫がついてしまった時にも実が落ちてしまうそうです。
生理落果の場合はヘタごと実が落ちてしまいますが、このヘタムシが原因の場合は枝にヘタが残っているそうです。
もしヘタが残っていて実が落ちているのでしたら、ヘタムシが原因かもしれませんね。
では駆除や対策はどのようにすれば良いのでしょうか。
このヘタムシ、芽や葉や枝などに一粒ずつ卵を付け、孵化した幼虫は芽の中を食べ進んでいきます。
その後柿の実の中に食べ進んでいき、落果させてしまうそうです。
このヘタムシの被害を抑える為の対策としては殺虫剤をかける時期がとても大切になるで、時期を間違えずに殺虫剤をまくようにして下さいね。
一回目は幼虫に対する防除で6月上旬、下旬に2回、2回目の幼虫の防除は8月上旬と下旬に2回殺虫剤を散布するようにして下さいね。
時期を間違えてしまうと幼虫が実の中に入ってしまっていたりして、効果が期待できないため、散布時期は間違えないようにして下さいね。
まとめ
柿の実が落ちる原因には生理落果とヘタムシと呼ばれる虫が原因で落下することがあります。
自然落果には受粉が足りないや実がなり過ぎていると言ったことから柿の木自身で実を落としているそうです。
それに対してヘタムシは柿の実を食べて果実だけを落としてしまいます。
実の中に入られてしまうと殺虫剤などはあまり効果が出ないようですので、まだ実に入っていない幼虫の時期に殺虫剤を散付してヘタムシから防除することが大切になるようです。
柿の実が落ちてしまうのには様々な原因がありますので、もし柿の実が落ちてしまったらまず原因を調べてから対策を取るようにして下さいね。