秋の味覚の松茸はその香りが特徴的ですよね。
下処理をするときに松茸は洗うのか洗わないのかどちらなのでしょうか。
また松茸には菌や毒は含まれているのでしょうか。
松茸を下処理する時に洗うのか洗わないのかや、菌や毒は含まれているのか調べましたので、見ていって下さいね。
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松茸は洗う?洗わない?
秋の味覚の王様とも言える松茸は旬の時期に一度は食べたい食材の一つであると思います。
国内産の松茸は年々数が減ってきて、輸入物の松茸に比べるとかなり値段が高くなっています。
輸入物の松茸でも美味しいのですが、やはり国内産の物の方がどことなく香りも良く感じられるのではないでしょうか。
そんな松茸を買ってきたとき、下処理をするかと思いますが、水などで洗ってもいいのでしょうか。
基本的の松茸は水洗いをしないで軽くキッチンペーパーなどで汚れを拭くだけでよいと言われているようです。
ただ、汚れが気になったり洗わないで食べることに抵抗のある人は流水などで軽く水洗いするようにして下さい。
溜めた水の中に入れて洗ってしまうとせっかくの松茸の香りが台無しになってしまったり、より水分を含んでしまって食感も悪くなってしまうことがあるそうですので、できるだけさっと洗うだけにしておいてくださいね。
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松茸には菌や毒が含まれている?
松茸は外生菌根菌と呼ばれる菌類の一種だそうで、アカマツなどの根に入り込み木と共生して成長しているそうです。
アカマツの根に生える代わりに松茸が取り込んだ栄養分を木の根に与えることによって共生が成り立っているそうです。
松茸自体には人に害をなす毒を含んではいないそうですが、購入してしばらくそのままで放っておいたりして、古くなってしまった松茸を食べた時に中毒症状を引き起こすことがあるそうです。
これは松茸に含まれているアミノ酸の一種でもあるヒスチジンという成分が松茸が腐敗していくことによってヒスタミンやフェニルエチルアミンに変化するのではと言われています。
間違って古い松茸を食べて下痢や嘔吐という症状が起きてしまったとしても中毒成分が体から出ていくと治っていき、重症化することは無いそうです。
もし食べてこれらの症状が起きてしまったら、念のためお医者さんに診てもらうと安心かもしれませんね。
また、もし松茸にカビが生えてしまっていたり、何となく松茸がぬるぬるしているようでしたら、勿体ないかもしれませんが、中毒を引き起こしてしまう恐れがありますので、食べないようにして下さいね。
松茸を含むキノコ類は加熱調理したものを食べるのが一般的です。
生で食べてしまったら毒性のキノコでなくても微量の毒を含んでいる場合があるため中毒症状を引き起こしてしまうことがありますので、生では決して食べないようにして下さいね。
まとめ
松茸はその香りを楽しむ食べ物になっていますよね。
下処理の時に水洗いをしてしまうとこの香りなどの風味が損なわれてしまうことになりますので、極力水洗いは避けるようにして下さい。
またキノコの仲間である松茸は外生菌根菌という菌類の一種でもあり、宿主でもあるアカマツなどの根に生えて木と共生しているキノコです。
毒性のキノコではありませんが、まれに古くなった松茸を食べた時に下痢や嘔吐のなどに中毒症状を引き起こしてしまうことがあるそうです。
そうならないためにも松茸はできるだけ早く食べるようにすることと、もし何日か後に食べるのでしたらきちんと保存して松茸が痛まないように気を付けて美味しく食べてくださいね。