きゅうりは栄養素のビタミンCを壊すのでしょうか?
原因は酵素なのか?
きゅうりは夏野菜の代表とも言える野菜かと思います。
サラダにしてもいいですし、さっぱりと浅漬けにしても美味しいですよね、
そのきゅうりがビタミンCを壊してしまうのかについて調べましたので見てくださいね。
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きゅうりがビタミンCを壊す?
きゅうりは日本では平安時代から食べられてきている野菜の一つでその実のほとんどが水分でできているため、夏場の水分補給に良く食べられていました。
味に癖が少なく、サラダや浅漬けなどにして食べる人も大勢いるかと思います。
そんなきゅうりですが、ビタミンCの入っている食べ物と一緒に食べるとビタミンCを壊してしまう成分が入っているため、ビタミンCを含む食材と一緒に食べない方が良いと言われていたそうです。
結論から言えばきゅうりがビタミンCを壊してしまうとは言えないと今は言われているそうです。
それはなぜか次の項目で説明していきますね。
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ビタミンCを壊してしまうと言われる原因は酵素?
きゅうりがビタミンCを壊してしまうと言われている原因にアスコルビン酸酸化酵素と呼ばれる成分が含まれているからだそうで、このアスコルビン酸酸化酵素はビタミンCを破壊する酵素ともよばれており、この成分がはいっているため、きゅうりはビタミンCを壊してしまう食材であると言われています。
ですが、近年の研究結果によってアスコルビン酸酸化酵素とビタミンCを一緒に摂取してもビタミンCの総量が減らないと言う事が分かってきたそうです。
このアスコルビン酸酸化酵素とは還元型ビタミンCを酸化型ビタミンCに変化させる働きがあるもので、酸化型ビタミンCは体に影響を与えるものではないため、酸化型に変化したビタミンCは酵素によって破壊されたビタミンCであると判断されていたそうです。
ですが、この酸化型ビタミンCは体内で還元型ビタミンCに戻ると言う事が研究によって分かったため、酸化型ビタミンCもビタミンCと同じ物であると認識が改められたそうです。
ですので、きゅうりはビタミンCを含んだ食材と共に食べてもビタミンCを減らすことにはならないため問題ではないと言われています。
まとめ
きゅうりに含まれているアスコルビン酸酸化酵素はビタミンCを酸化型ビタミンCに変える働きがあるものです。
以前は酸化型ビタミンCはビタミンCと考えられていませんでしたが、研究の結果ビタミンCの働きがある還元型ビタミンCに体内で変化することが分かったため、ビタミンCを含む食材と一緒に食べても問題は無いとなったそうです。
きゅうりは水分補給もできるさっぱりとした食べ物ですので、これで安心して食べることができますね。