仏壇や墓にお線香をあげに行く事があると思います。
特にお盆やお彼岸などは行く事が多いのではないでしょうか。
ところでお線香をあげに行く際に時間帯で迷ったという経験はありませんか?
お線香をあげに行く時間帯はいつがいいのでしょうか?
また、仏壇と墓で違いはあるのでしょうか?
今回はこれらの疑問について調べましたので、見ていって下さいね。
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お線香をあげに行く時間帯、墓参りの時はいつ?
結論からいうと、墓参りをしてお線香をあげに行く時間帯はいつでも大丈夫です。
ただしだからといって自由なわけではなく、霊園の形態や時期によっては気を付けなければならない時間帯があります。
まずは霊園に管理人がいる場合です。
管理人がいる霊園では防犯上の理由などから、開園している時間以外は門を閉めてしまう所があります。
これはお寺の場合でも同様です。
この場合は管理人やお寺の人がいる時間帯にお線香をあげに行くようにしましょう。
次に、夜に行くのは危険なので避けた方がいいでしょう。
特に昔ながらの場所の場合は夜の墓参りを想定していません。
そのため照明がない所も多いです。
更に墓のある所は砂利道や石階段などで足元が決して良いとは言えません。
そんな状態でお線香をあげに行くのは危険です。
なお、お盆やお彼岸、お正月はベストな時間帯や日付というのが存在します。
お盆
お迎え:お盆の初日の15時~17時辺りまで
お見送り:お盆の最終日の17時~19時まで
お彼岸
基本的に時間帯を気にする必要はありませんが、秋のお彼岸の頃は日が短くなってくるため注意が必要です。
遅くても17時頃までには墓参りを済ませておいた方がいいでしょう。
お正月
神社の神様は死のけがれを嫌いと言われています。
なのでお正月の墓参りは初詣の日と分けた方がいいでしょう。
どうしても同日に行く場合は先に初詣を済ませてから墓参りに行くようにしてください。
時間帯は気にする必要はありませんがやはり明るいうちに墓参りをしましょう。
ちなみに懐中電灯を持って墓参りやお線香をあげに行くのは管理人やお寺の人、周辺住民に不安を与えてしまうので避けてください。
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お線香を仏壇に上げる時間帯はいつがいい?
墓参りでお線香をあげに行く場合の時間帯については先ほど紹介した通りです。
しかしお線香をあげるのが仏壇だった場合も同様なのか気になりませんか?
お線香を仏壇に上げる時間帯はいつがいいのでしょうか?
仏壇の場合も基本的にお線香を上げるべき時間帯というのは決まっていませんが、朝にお線香を仏壇に上げるという人が多いようです。
ただ人によって生活リズムは異なりますよね。
例えば仕事の都合で朝は起きていられないという人は夕方や夜にお線香を上げても大丈夫です。
大事なのは故人を想う感謝の心と継続する事なんです。
ちなみにお線香には色々な意味が込められています。
その中の一つに“仏様のご飯”という意味も含まれています。
これは仏教経典である“倶舎論(くしゃろん)”に「死後の人間が食べるのは匂いだけで、善行を行った死者は良い香りを食べる」という記述があります。
そのため四十九日を迎えるまではお線香の香りを食べ物とすると仏教では考えます。
地域や宗派によっては四十九日を過ぎるまでお線香の火を絶やさないようにするのはこのためなんです。
他にも自身の身を清めるため、故人と心を通わせるためといった理由もあります。
お線香を仏壇に上げる際は故人の事を想いつつ、これらの意味も意識してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
お線香をあげに行く時間帯ですが、墓参りは基本的にいつ行っても大丈夫です。
ただし墓を管理している霊園やお寺側の都合により、墓参りに行けない時間帯も存在します。
お盆やお彼岸、お正月などは行くのに適した時間帯や避けた方がいいタイミングなどがあります。
また、お線香を仏壇に上げる場合も特に駄目な時間帯というのはありません。
一般的には朝にお線香を仏壇に上げる人が多いようです。
しかしその人の生活リズムがあるので就寝前にお線香を上げても大丈夫です。
故人を感謝する想いと継続する事が大切です。