春~初夏にかけて各地の山で山開きが行われます。
この時期はニュースなどで山開きの話題が出る事もあります。
ところで山開き前の登山は禁止されているのでしょうか?
また、日本の山といえば富士山ですが、富士山のコロナ対策
これらの疑問について調べましたので、見ていって下さいね。
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山開き前に登山するのは禁止?
山開きは地元の山岳会といった、その山に詳しい団体が行います。
外部に向けて「山開きの後は安心して登れる」というのをアピールする意味合いがあります。
そんな山開き前に登山するのは禁止されているのかというと、少々複雑なんです。
そもそも、山開きを行った山ではどのような変化があるのでしょうか?
まず登山道の安全が確保されます。
山開きの前や山開きの最中に、先ほどの団体が登山道の整備を行います。
実際に登山道を登ってみて補修が必要かどうか確認していくのです。
また山小屋がある山の場合、山小屋の営業開始=山開きという事もあります。
更に北アルプスなどの場合は山岳救助隊(警備隊)の常駐が山開きと同時に始まります。
山岳救助隊は登山道のパトロールや出張所での待機を通して、登山者の安全面に尽力してくれます。
しかし山開き前に登山するのが禁止というわけではありません。
もちろん、
・登山道が通行禁止になっている
・冬季は橋が撤去されている
・冬季は入山禁止になっている
といった例外はあります。
しかし基本的に山開き前に登山禁止という決まりはありません。
ただし、
・危険はないか
・登山道が安全かどうか
といった事がしっかりと判断できる人以外はおすすめできません。
登山に慣れていない人は山開き後に登山するようにしましょう。
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富士山のコロナ対策は?
山の中でも日本一の高さを誇る富士山には多くの登山客が訪れます。
しかしそれだけに密が気になりますよね。
特に山小屋は多くの人達が利用します。
では富士山の山小屋のコロナ対策はどのようにされているのでしょうか?
富士山の山小屋は「感染症予防対策に係る基準」を遵守しています。
感染対策として宿泊定員を⼤幅に制限していたり、提供しているサービスが例年と異なっている場合もあります。
・山小屋入口に消毒設備を設置
・入場時などに手指消毒を実施するように表示
・コイントレイを介した金銭の受け渡し(1回の受付ごとに消毒)
など、山小屋に到着後から徹底されています。
もちろん食事時や就寝時なども対策が徹底されています。
なお山小屋は事前予約制です。
予約をしていないと到着しても利用できないおそれがあるので注意しましょう。
そして登山中もコロナ対策は必須です。
・同行者以外の人とのソーシャルディスタンスの確保
・すれ違い時など、必要に応じてマスクや手ぬぐいなどで鼻と口を覆う
・飛沫増加を防ぐため、呼吸を荒げないように無理のないペースを維持
・同行者以外との物品の共有、杭やロープへの接触は避ける
・トイレや売店の利用後は必ず手指の消毒
・ゴミや吐物は密閉式の袋に入れ持ち帰る
・体調不良時などは登山を速やかに中止して下山する
また、混雑する日や時間帯を避けるなど登山前からするべき対策もあります。
登山予定の人はしっかりと対策をしてから行くようにしましょう。
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まとめ
山開き前の登山は基本的には禁止されていません。
ただし登山の経験をかなり詰んでいる人でないと危険な場合もあります。
登山初心者の人は山開き後に行くようにしましょう。
また、日本一の山である富士山には山小屋がありますが、コロナ対策は受付から食事時、就寝時など様々な場面で徹底されています。
もちろん山小屋側だけが対策をしても意味がありません。
登山中はもちろん、登山前からできる限りの対策をして登山を楽しむようにしてくださいね。