日本人にとってお茶は馴染みの深いものです。
飲んだ事がないという人はほぼいないのではないでしょうか。
そんなお茶ですが、お茶を淹れるまえのお茶っ葉を食べる人がいるようです。
健康に良さそうですが、実際のところはどうなのか気になりますよね。
お茶っ葉を食べると病気になるのでしょうか?
また、お茶っ葉を食べるとどんな効果があるのでしょうか?
今回はこれらの内容について調べましたので、見ていって下さいね。
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お茶っ葉を食べると病気になる?
お茶といえばどんなイメージを持っていますか?
人によってイメージは異なると思いますが、お茶=健康に良いというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
そんなお茶ですが、淹れる前のお茶っ葉を食べる人もいるようです。
健康に良さそうな一方、本来は飲むものを食べても大丈夫なのか気になりませんか?
果たしてお茶っ葉を食べると病気になるのでしょうか?
結論からいうとお茶っ葉を食べたからといって病気になる事はありません。
むしろお茶っ葉に含まれるカテキンにはメリットが多いんです。
実際、紅茶の茶葉をお菓子に混ぜ込んだり、緑茶の茶葉を粉末にするなどして食べるという人もいます。
ただしメリットがあるからといって、摂取し過ぎないように注意が必要です。
緑茶などを大量に摂取することで、カテキンが結合してタンニンという成分に変わります。
タンニンは酸化しやすい性質があり、タンパク質を凝固させてしまう特徴があります。
そのためお茶っ葉を大量に食べることで体内に悪影響を与えるおそれがあるんです。
また、酸化したタンニンはタンニン酸へと変わります。
このタンニン酸は胃粘膜を薄くさせる原因になってしまう可能性があります。
胃粘膜を薄くするというのは病気ではありませんが、ここから悪化して病気になるおそれは十分にあります。
お茶っ葉を食べる事で得られるメリットは多いです。
ただし食べる量は程々にし、食べ過ぎないようにしましょう。
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お茶っ葉を食べるとどんな効果がある?
お茶っ葉に含まれるカテキンにはメリットが多いというのは先ほども言いました。
ではお茶っ葉を食べるとどんな効果があるのでしょうか?
ここからはカテキンの効果について簡単に紹介します。
健康効果
カテキンを摂ることでウイルスが細胞につきにくくなるだけでなく、細胞の中で増殖しなくなります。
つまりインフルエンザや風邪予防につながるんです。
また先ほども出た抗酸化作用により、がん細胞の抗突然変異を抑制効果があります。
他にも食事中のコレステロールの吸収を抑制して排出を促す効果もあります。
美容効果
活性酸素が増え過ぎると老化や生活習慣病の原因になります。
カテキンには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を取り除く働きがあります。
ここまでお茶っ葉を食べることで期待できる効果について紹介してきましたが、正確にはお茶によって含まれる成分は異なります。
例えば紅茶もカテキンを多く含んでいます。
しかし“エピガロカテキンダレート”は緑茶にしか含まれていない成分の1つです。
エピガロカテキンダレートには抗酸化作用があって、アルツハイマー病の進行を遅らせたり、インフルエンザや風邪ウイルスにも効果があるといわれています。
これらの効果に期待したいのであれば緑茶のお茶っ葉を食べるようにしましょう。
またお茶っ葉はあくまでも補助的な役割であり、極端な話“お茶っ葉を食べたからといってがんにならない”というわけではありません。
健康のためには運動や生活リズムなど、他の事にも気を配るようにしましょう。
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まとめ
お茶っ葉に含まれるカテキンには体にとって嬉しいメリットがたくさんあります。
しかし大量に食べることで体内に悪影響を与える可能性があります。
胃粘膜を薄くさせる原因となるだけでなく、体に悪影響を与えるという事は病気に繋がるおそれもあるんです。
とはいえ、お茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があり、健康効果や美容効果が期待できます。
大量に摂る事はオススメできませんが、適量であれば積極的に食べていきたいところです。
ただしあくまでもお茶っ葉は補助的な役割であり、健康や美容のためには食生活や運動などにも気を配るようにしてくださいね。