外を歩いていると救急車を見かける事があると思います。
時にはサイレンを鳴らしながら走行している事もあります。
そしてそんな時は他の車が道を空けて走行できるようにしています。
車を運転した事がない人でも見かける光景ですよね。
ではそれが車ではなく歩行者だった場合はどうなのでしょうか?
救急車と歩行者で優先はどっちなのでしょうか?
信号が青でも歩行者は止まるべきなのでしょうか?
今回はこれらの疑問について調べましたので、見ていって下さいね。
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救急車と歩行者は優先度が高いのはどっち?
救急車がサイレンを鳴らしながら走っていくのを見た事がある人は多いと思います。
サイレンを鳴らしている救急車が近づいてくるとその道路にいる車は避けています。
それは救急車がサイレンを鳴らしているのは緊急時であるためです。
救急車を含む緊急車両の走行については道路交通法に示されています。
道路交通法では緊急車両の優先事項、特例についても定められています。
この特例で除外される項目はすべて“車両に対するもの”です。
もちろん歩行者は車両ではありません。
つまり緊急車両である救急車と歩行者で優先度が高いのは歩行者という事になります。
特に信号が青で横断歩道を渡っている・渡ろうとしている場合、歩行者が優先されると解釈できます。
信号が青なら車のように退避しなければいけないという義務はありません。
ただ義務ではないとはいえ、サイレンを鳴らしながら走ってくる救急車に気づいている場合は譲った方がいいです。
サイレンを鳴らしている救急車は急患を迎えに行く最中か、病院に搬送している最中です。
また、救急車と衝突しないとも言い切れません。
なお、悪質な場合は公務執行妨害で逮捕されるおそれもあります。
救急車はすぐに走り去っていきますので、信号が青であっても歩行者は通り過ぎるまで待った方がいいでしょう。
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救急車に道を譲らない歩行者はどう思われる?
救急車が来たら道を譲る歩行者が多いと思います。
特にサイレンを鳴らしている場合はそうする人が多いのではないでしょうか。
しかし中には急いでいるなどの理由で道を譲らない人もいたりします。
救急車に道を譲らない歩行者はどう思われるのでしょうか?
多くの人は「マナーがない人だな」と思うようです。
先ほども触れたようにサイレンを鳴らしている救急車は急患を迎えに行ったり、病院に搬送したりしている最中です。
そのため1分1秒はとても貴重な時間となります。
歩行者が道を譲らないことで時間をロスしてしまいます。
他には、
・自己中心的な人
・空気を読めない人
といった印象も持たれやすいです。
これらを総合して見ると、救急車に道を譲らない歩行者にマイナスのイメージを持つ人が多いという事になります。
間違いなく良い印象は持たれないでしょう。
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まとめ
道路交通法によると、救急車を含む緊急車両には特例があります。
しかし対象は車であって歩行者ではありません。
歩行者が優先と解釈する事もできます。
ただしサイレンを鳴らしながら走ってくる救急車が来た事に気づいたら、信号が青であっても譲るようにしてください。
サイレンを鳴らしている時は緊急事態であり、1分1秒が貴重です。
救急車と衝突するといったトラブルに巻き込まれるおそれもあります。
また、救急車に道を譲らない歩行者に対してマイナスのイメージを持つ人がほとんどです。
今は違っても数年後、数日後、数分後には救急車のお世話になるかもしれません。
歩行者に譲る義務はないとはいえ、思いやりの精神は忘れないようにしていきたいですね。