電車って座席に種類がありますよね。
座席の構成、座る場所によっては進行方向とは反対向きに座る事になります。
進行方向と反対の向き、後ろ向きだとちょっと違和感がありますよね。
電車は後ろ向きだと酔うのでしょうか?
酔わない人の特徴や対策についても調べましたので、見ていって下さいね。
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電車の後ろ向きで酔う人は多い?
電車に乗ると2人ずつが向かい合って座るタイプの車両に出くわす事があります。
これは一般的にはボックス席と呼ばれるものです。
ボックス席で進行方法と反対の席に座ると、後ろ向きの状態で電車に乗る事になります。
またボックス席だけではなく、路線によっては途中から進行方向が逆になる場合があります。
この時に進行方向に座席の向きを変えられなかった場合もずっと後ろ向きで座る事になってしまいます。
この“電車の後ろ向き”で酔う人は多いのでしょうか?
色々調べてみたところ、電車の後ろ向きで酔う人は多いようです。
人間は想像のつかない刺激に対して敏感になりがちです。
例えば車の場合、同乗者が酔う事はあっても運転手が酔うという話は聞きませんよね。
これは運転手は先が予測できるためです。
運転手はブレーキのかけ方やハンドルの切れ具合などで揺れが想像できます。
しかし同乗者にそれを想像する事はできません。
なので酔いやすくなるのです。
これは電車でも同じで、後ろ向きの場合でブレーキがかかると後ろに体が行きます。
通常なら前につんのめるので、体が違和感を感じてしまいます。
そして景色も影響してきます。
後ろ向きだと景色がいつもと反対の方向に流れていきます。
体で感じる加速度と目で見る風景の動きが頭の中で一致していないという事になります。
進行方向と逆向きという状況は酔いやすいのです。
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電車の後ろ向きで酔わない人の特徴や対策
電車の後ろ向きで酔う人がいる一方で、酔わない人もいます。
その違いは何なのでしょうか?
考えられるのは三半規管の乱れです。
人間は内耳にある三半規管で体の平行機能を保っています。
乗り物によって不規則な揺れやスピードを感じると三半規管から脳への情報が多くなります。
すると脳内での処理が追い付かなくなり、いわゆる“乗り物酔い”の状態になります。
つまり酔わない人の特徴は三半規管が強いという事になります。
ただし人によっては車では酔うけど後ろ向きの電車では酔わないなど個人差はあるようです。
後ろ向きの電車に酔わないようにする対策で一番手っ取り早いのは、進行方向と逆になる座席には座らない事です。
しかしやむを得ず座らないといけない時があるかもしれません。
可能であれば進行方向の座席に座っている人と席を交換してもらいましょう。
また、
・しっかりと睡眠をとっておく
・空腹は避ける
・頭が揺れないようにネックピローなどで固定する
・読書など、一点を集中して凝視しないようにする
・遠くをぼんやりと見るようにする
といった乗り物酔いの対策も有効です。
そして最後の手段として酔い止め薬に頼るのも手です。
電車に乗る前に、後ろ向きの座席に座る可能性も想定しておくといいでしょう。
ただし「酔うかも」という不安感や「酔いやすい」と思い込みはしないないようにしましょう。
不安は自律神経の乱れに繋がるため「対策しているので大丈夫、酔わない!」と自分に言い聞かせるようにしてくださいね。
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まとめ
電車で後ろ向きの座席に座ると酔うという人は多いです。
それは想定できない揺れや流れていく景色に違和感を感じる事が原因である場合が多いです。
ただし酔い方には個人差はあるので一概にこうだと断定する事は難しいです。
反対に酔わない人は三半規管が強いといえるでしょう。
後ろ向きの座席で酔いやすい人は睡眠をしっかりとる、空腹を避けるといった事前にできる対策や近い場所で一点を凝視しないといった対策が必要です。
とはいえ、何より一番大事なのは不安にならず「対策しているから酔わない」と言い聞かせる事かもしれませんね。