氷に塩をかけると早く溶ける理由は何のでしょうか?また、量はどの程度必要なのでしょうか?
氷は暑い時期に飲み物などを冷やすのに大活躍しますよね。
氷に塩をかけるとより冷たくなるため、アイスやシャーベットを作る時に塩を使うというのをご存知の人もいるかと思いますが、その氷は塩をかけると早く溶けるようですがその理由は何なのでしょうか?
溶ける時はどれくらいの量で溶けるのでしょうか。
氷に塩をかけると早く溶けるのかについて書いていきますので、見ていって下さいね。
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氷に塩をかけると速く溶ける理由
夏の暑い時には冷たい物が欲しくなりますよね。
特に氷はキンキンに冷えたのがとても美味しいですが、その時に塩をかけるとより冷たくなるのはご存知の人もいるかと思います。
実は塩を氷にかけると冷たくなるだけでなく、早く溶けてしまう働きがあるそうです。
これは氷が水になる時周りの熱を奪いながら溶けていく仕組みとなっていて、塩を加えることにより、加える前よりも多くの熱を奪っていくそうです。
その為氷に塩をかけると周りの熱をどんどん吸収しながら溶ける為、普通に溶けるよりも速いスピードになっているそうですよ。
この原理のことを溶解熱と呼ぶそうですよ。
この原理が働くため塩を氷にかけるとより冷たくなるようですね。
また塩をかけないまま溶ける時は大体0℃を保ちながらゆっくり溶けていくそうですが、塩をかけると溶けるスピードが速くなるため0℃を下回るそうです。
この働きを利用して、道路が凍ってしまったりするのを防ぐために塩をかけて氷や雪を溶かすようにされていたり、予防のために先に道路に塩をまかれたりされています。
家庭では早く冷やさないといけない料理を作らないといけない時に塩をかける事もありますし、夏になるとよく食べるアイスクリームを家庭で作る時も塩を使って作られます。
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氷に塩をかけて溶ける量はどれくらい?
氷に塩をかけると溶けるのが早くなると書きましたが溶ける量はどれくらいなのでしょうか。
大体氷に対して10%ほどの量の塩をかけると全て溶けてしまうかと思いますが、その時の気温などによっても変動するかと思います。
少ない量の塩の場合だと、氷に穴が開いた状態になったままのこともあるかと思います。
もし気になられたら、一度家の氷を使って実験するのも楽しいかもしれませんね。
子供がいる家庭でしたら子供と一緒にするのもいいと思いますよ。
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まとめ
氷に塩をかけると何もしない状態の氷が溶けるよりも速いスピードで溶けていきます。
これは溶ける時に熱を奪っていく働きがあるためより冷たく溶けるのも早くなるそうですよ。
家庭でも簡単に実験することができますので気になる人は一度試してみてくださいね。